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第447話 格闘
私は、獣人なのだ。
確かに人狼等に比べると魔法適正が高い。
しかし、猫と同等の身体能力を持っている。
「くッ・・・
以外でしたね・・・
剣が得意と聞いていましたが、槍や棒も使えるんですね。」
杖で打ち合う。
時に、魔法を放ち、時に神波動弾を撃ち・・・
「しかし・・・
あの若い女神様と違って、「爪」は使いませんね。」
「退化してしまったので。」
私は、ローブの左裾をめくった。
そこには、鎧の手甲のような武器がある。
「はッ!」
じゃきんッ!
折りたたまれていた爪が展開する。
「そのため、格闘士や私のようなものは、このような武器を使用します。
ちなみに、これは「女王の爪」といいます。」
「ほう・・・
退化した能力を、武器や道具で補いますか。
猫と人が共存する種族・・・
その完成型・・・
愉しいですね・・・」
私は、「爪」で空を掻く。
しかし、エレノラは神波動盾で防ぐ。
「ん?」
エレノラは、アルナスやリケちゃんのほうを見る。
「おやおや・・・
パルパスは、毎度だらしないこと・・・」
パルパスは白目をむいて、泡を吐いて気絶していた・・・




