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第439話 神の羽根

「美しくないにゃ!

こんなのが、母ちゃんと同一なんて認めたくないにゃ!」


リケは、翼から羽根を六枚むしる。


「知ってるかにゃ?

創造神王の中には、「羽根」を武器に使った神もいたそうにゃ。」


羽根は、ミケランジェロの半径五メートルの範囲に等間隔で刺さる。


「愛と命の女神よ!

その炎で、悪しき魂を焼かんことを!

鳳凰浄化炎フェニックス・フレア!」


ゴオオオオオッ!


魔方陣が描かれ、凄まじい炎がミケランジェロを焼く。


「ぎゃあああああッ!

熱いにゃ!

溶けるにゃ!」


「やかましい!

ソレを言うなら、「焼ける」にゃ!」


「あれ?

熱くない・・・」


ファートラントが触ってみる。


「当たり前にゃ。

これは、ルカ様の聖なる炎。

人間だったら、負の感情を焼いてくれてすっきりにゃ。」


「でも、「負の感情」そのものや、「悪の大魔王」は・・・」


「見ての通りにゃ。

焼肉大御礼にゃ。」


「うう・・・

覚えてろにゃ!」


ミケランジェロは、この場から消える。


「忘れたいにゃ!」


リケは、ふっとため息をつく。


「まったく・・・

相手は、やりたい放題やってくるにゃ・・・

一体、どうなることやら・・・」


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