第421話 ホープメイカー始動の日
「ここは・・・」
七人の勇者が、宇宙戦艦の艦橋らしき部屋にいた。
「宇宙戦艦・・・「連合軍総旗艦ホープメイカー」の艦橋だ。」
鎧の上に白衣を着た男が答える。
そこには、そうそうたる面子がいた。
誰もが、強豪と称される戦士ばかりだ。
「両陛下!ユイ!ノワール二世陛下!」
-男-ライテスは、きびきびと指示を出している。
「エテ!補助機関始動!」
『補助魔法力機関起動確認!』
『臨界!神波動動力機関準備完了!』
『ライテス卿!神波動発動お願いします!』
「了解だ。」
裂帛の気合と共に、ライテスの神波動が噴出する。
『お・・・おお!神波動エネルギー100%充填・・・!』
「我が艦は、第二陽動作戦に移る!反重力機関始動!ならびに・・・浮上!」
周囲の土砂を排除して、連合軍総旗艦ホープメイカーは、宙に浮かんだ。
「レーダーに、反応・・・パスキールの方角です。」
人兎の騎士が、報告する。
「モニターに回せ。」
「はッ!」
天頂のモニターに、空中に浮く巨大な城が映った。
「ルネ・マグリットの絵のようだな。」
「・・・・・」
リヒャルト陛下は、「ホープメイカー」始動を描いたアニメを観て絶句している。
「女王陛下・・・
この星の民は、いつもこういう番組を観ておるのか?」
「ええ。」
これは、年末年始によく放送される奴を録画したDVDだ。
「我々は、こういう英雄譚が好きなんですよ。
特に、キティルハルム初代女王や、冒険家でもあるライル二世も人気ですね。」
「ふむ・・・
ライテス卿という人物・・・
無欲で、かつ俗物的な男だな。
人気が出る訳だ。」
「それまで、見向きもされなかった「教育・職場」問題に最初に取り組んだ人だとされます。」




