表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
425/3248

第410話 改名・鼠の大魔王ジョルジュ

「うーむ・・・」


王立図書館で、名前辞典を睨みつけ、うなる実験用マウス一号。


「アレックス・・・

ボツ!

かっこよすぎる・・・

フランソワ・・・

って・・・女の名前じゃないか・・・」


ぺらぺらとページをめくり・・・


そして・・・


「なんだ・・・?

この惹かれる名前は・・・

そうだ・・・

これにしよう!」


結局彼は、ジョルジュと改名した。


「せっかくだから、君はニコにしよう。」


「あッ!

先輩あなた

ありがとうございます!」


実験用マウス一号改め、ジョルジュは妻・実験用マウス二号にも名前を用意する。


『二号だから、「ニコ《・・》」は、安直だったかな・・・?

でも喜んでいるからいいか・・・』


ニコは、小躍りしている。


「こんなにうれしいのは、初産のとき以来です❤」


ぶッ!


「まったく君は、子育てから解放されて落ち着いたと思ったら!」


「いいじゃないですか。

リシテアール三賢人は、「全て家庭を大事にする」者だった・・・

箔がつきますよ。」


「これでも僕は、闇の魔法で国一つ焼いた奴なんだけど・・・」


そんな感じには見えない。


十代半ばで、家庭を持った少年のようだ。


ジョルジュは、白衣に真新しいネームプレートをつける。


「君にもね。」


ニコの白衣にもつけてやる。


「でも・・・

子供たちの名前・・・

どうしましょう・・・」


「・・・

どうしよう・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ