第406話 第二の「外国」
その艦隊は、リシテアール外縁付近にワープアウトした。
「国王陛下。
ただいま、リシテアール星系外縁に到着しました。」
「うむ。」
国王と呼ばれたのは、まだ十代の少年。
彼こそは、一つの「星雲」を支配する、「国王」である。
「現在、リシテアールは、「超魔王」と戦争中だというが・・・」
「はい。
詳細は判明しておりませんが、前超魔王を打倒し、その生き残りの配下の大魔王と共存し、復興しつつあるものの、「別の世界」から出現した「超魔王」と戦争中とのことです。」
報告したのは、王と同じ年頃の少女である。
「ただ、内紛と思いきや・・・
この超魔王・・・
極限まで、負の力を溜め込み、全ての宇宙を破壊しつくそうとしているそうで・・・」
「そんな奴は、放ってはおけんな。」
王は、マントを翻した。
「これより、第六惑星に対し連絡を入れ、「宇宙パスキールパレス」へ、揺さぶりをかける!
奴らに、目にモノ見せて、リシテアールの王たちや民に「外に味方あり」と自覚させるのだ!」
国王リヒャルト・カーバインは、天才少年で僅か九歳で大学の単位を取得。
改革的な法案や、国内を蝕んでいた少子化問題を解決した若き政治家にして最強の軍人である。
そんな彼に付き従うは、同じく天才少女のミカエラ・カーバイン王妃。
リヒャルト王の影に隠れて、目立たないが、秘書として優秀である。
「くくく・・・
新発見の若い国家との交流二番手は、このカーバイン王国がいただく!」




