第397話 飛べない鳥!?
「仕事も、ままならんとは・・・!」
ライルは、王宮の窓から飛び降りた。
このまま、空間転移で逃げる気だろう。
しかし、ナキがしっかりと尻尾をにぎっていた。
「放せ!」
「あんたの言語、わからんにゃ。」
「「話せ」じゃない!
「放せ」!」
「いやにゃ!」
そのまま、ライルはナキを蹴り飛ばす。
「ようやく離れたか・・・
次元が違うとはいえ、さすがにミケランジェロの血筋か・・・
うえっ!」
蹴り飛ばしたはずの、ナキが空中に浮遊している。
「なぜだ!」
「飛行魔法と、浮遊魔法をブレンドしたにゃ。」
しかし、珍妙である。
満月の月夜に、「ペンギンさん着ぐるみパジャマ」・・・
まるで・・・
「「「よな○なペンギン」!?」」
私とアルナスの声が、ハモッた。
異様にシュールだ。
まるっきり、ペンギンが飛んでいるようではないか・・・!
「ま・・・まさか、アルナス卿・・・」
「し・・・知らないぞ・・・?
「ライテス」なんて・・・
あれは、私の先祖であって、それ以上の関係はない。」
アルナスの額から、汗が流れている。
「・・・どっかで逢った気がしたんだ・・・
あいつとは、何度も戦ってるから・・・」
実験用マウス一号が、ジト目でアルナスを見る。
「じゃあ、なんで「よな○なペンギン」を知っている!?
ライテスは、私と同時代の人間で、この手のアニメの知識を持っていたらしいわ。
ただの子孫なら、反射的にいまの言葉は出ない!」
はい!
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