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第395話 そして、今に至る・・・
「で、その後レンちゃんは、軍の巫女部隊に入隊したのよねえ・・・」
ところ変って現代・・・
マイカさんが、しみじみと言う。
「しかし・・・
二人の共通の趣味が、アマチュア小説とコスプレだっていうのは驚いたにゃ・・・」
そういうナキの恰好は、「魔法少女」である。
「似合わないにゃ・・・」
「「「似合ってる。」」」
かくいう私は、上着として黒猫猫耳パーカーを着ている。
レンちゃんは、なぜか白衣を着ている。
マイカさんは、目つきの悪い猫の顔の帽子と、メイド服だ。
「これ・・・「デブキャラット」のコスプレにゃ・・・」
最近人気のオタク男子や、女の子にウケているアニメ・デブキャラットのコスプレだ。
「あのあと、「金なき子」のDVD・BOXを買ったにゃ。」
「あ。
私は、「勇者ギガディーン」と、「プレイヤーズ」ね。」
ナキとマイカさんの嗜好は、逆だな・・・
「しかし・・・
陛下のこの姿・・・
この杖と、ミスマッチですねえ・・・」
レンちゃんが言う。
「うーん・・・」
「いつものローブとセットなんですよね・・・」
「かもしれない・・・」
この服装で、悠久の図書館もないもんだ・・・




