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第40話 現実に見ることができたもの

リシテアール国連総本部。


地球でいうならば、EUを規模拡大させたような組織と、国連を併せ持った組織といえる。


表向き、ライテスが「世界王」を「辞任」した故に誕生した組織とされる。


その長である、事務総長に就くのは歴代のライテス家当主。


一週間に一度、ここに訪れて業務を行う。


観光の目玉であり、重要史跡・「連合軍総旗艦ホープメイカー」の管理・調査並びに、パスキール旧帝都・パスキールパレスの管理・調査、

国連労働基準監督署、

国連教育監督署、

国連福祉監督署、

国連技術監督署・・・


これらの長を監督し、業務を総括できるのは、ライテス家の人間に他ならない。


世界王ともなれば、更に権限・業務は膨れ上がる。


肉体的なものはともかく、精神的に限界であったライテスにしてみてば、これは「譲歩」だった。


もっとも、「王」になる人間の多くは、ここのところをうまくやるが、前世から「仕事中毒ワーカホリック」をこじらせていたライテスには無理な話だった。


「事務総長。キティルハルムの王太子一家が、「観光目的」で来られますがどうなさいます?」


「かまわん。解放されていない区域に関しては、申請があれば通すように。」


「はい。」


国連事務総長は、他にも「本業」がある。


「まったく・・・なぜ、こんな面倒な仕事をせにゃならん・・・」


娘も次に言うことになるセリフを呟き、事務総長クラディス・ライテスは「渡航申請書」にサインをする。



「きゃうううッ!」


その「巨人」にユニィは、感嘆の声をあげた。


「これは凄い・・・」


イリアは、全長1200メートルのホープメイカーを見上げた。


「びっくりよね・・・あれが、後ろの「パスキールパレス」と「殴り合い」したんだから。」


私もびっくりした。


あれは、「船」のはずだ。


「巨人」に見える「ビル」ではないか。


「まさに、リアルマク○ス・・・」


来てよかった。


夜になると、認識灯が全て点灯するという。


夜景が楽しみだ。

たこす様のコメントをいただき、そういえば姫夫妻はリアルマク○ス見てなかったなァ・・・と思って書きました。

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