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第385話 へっぽこシスター?
「にゃ・・・」
ナキは、講演会の翌日・・・
マイカさんの自宅の離れに、「軟禁?」された。
「あちし・・・
仕事があるにゃ・・・」
仏頂面のナキ。
「どうせ、カッパの「銅像」でもつくるんでしょ?」
「にゃ!?
どうしてわかったにゃ!?」
ナキは、うろたえる。
「だいたい、身長百七十センチくらい。」
「にゃ!?」
「マッチョ。」
「にゃにゃッ!?」
「どうせ純銅製で、「copper」とか言うんでしょ?」
「どうしてわかったにゃ!」
「あんた・・・
私が、雪尾君の記録を閲覧していたら、河原でマッチョな「自分像」をつくりまくるカッパのデータばっか、見てたわよね・・・」
「にゃ~・・・」
「そんなことより~」
マイカさんが、ナキににじり寄る。
最近、マイカさんはナキがお気に入りだ。
こいつ・・・
子持ちの三十女なんだけど・・・
「にゃーッ!」
ナキの全身から、汗が吹き出た。
「おおぅ・・・」
「これはこれで・・・」
シスター服である・・・
「あちし、神官じゃないにゃーッ!」
ちなみに、この衣装は、リケちゃんの神殿の女性神官の「制服」だったりする・・・




