第383話 正しいこととは・・・?
やれやれ、なんで私が王立学校以外のところで「特別講師」として呼ばれるんだ・・・
リケ神殿・・・
リケ・サンクチュアリの丘の麓にある、彼女の神殿・・・
まあいい・・・
私は、リケ神殿の講堂に入った。
「今日の特別講師は、前大戦にて超魔王の化身・邪神アールヴを討ち果たした英雄にして、「リシテアール三賢人の一人・ミリアリア・キティルハルム陛下にゃ!」
なぜか、いろんな種族、いろんな年齢層の人がいる。
第六惑星の出身だろうか。
人鼠が、同類であるネズミを頭や肩に乗せたり、胸ポケットに入れたりしている姿がある。
人狼やエルフもいたりする。
って・・・
アリアが、先日の「蛸ライス」を配布している!?
「さて・・・
みなさんの目の前にマナーを破っている人がいます。
正しいのは、どちらでしょう?
1、不愉快さを表に出して、注意する。
2、公共の迷惑なので、思い直せと諭す。」
「はい!」
人鼠の少年が、挙手する。
「2、です!」
「なぜですか?」
「はいッ!
人は、高圧的に怒られると、反発します。
それが、正しいことであっても。
だから、理性を持って感情を逆なでしないこと・・・
できればやさしさをもって諭すことです!」
「正解です。
とはいえ、これが全て正しく、あてはまる訳ではありません。
しかし、諭されただけなのに「叱られた」とか、そう思ってあさっての・・・とんでもない行動や言動をしてしまう場合もあります。
かつての地球では、心の教育が遅れていました。
私は、このリシテアールがそうなって欲しくはありません!」




