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第369話 ナキの天敵
「うう・・・
あの、マイカさん・・・
ちょっと苦手にゃ・・・」
偶然、マイカの自宅前を通りかかったナキは、ベランダで洗濯物を取り込んでいるマイカと、目が合う。
「ナキちゃ~ん♪」
「げッ!」
「鰹節あげるよお~・・・」
「裏がありそうにゃ・・・!
怖いにゃ!」
「なはは!
自業自得!」
私は、腹を抱えて笑う。
「これ持っていきなさい。」
「コレ・・・
なんだにゃ?」
「あの人、無茶してるらしいからねえ・・・
ブルーベリージュースを合成したのよ。」
そして後日・・・
情報板に、着信が・・・
「陛下。
ありがとうございます。」
「無茶しちゃだめよ。
入退院を繰り返して、目を悪くしているんだから。
ところで・・・
ナキの声が聞こえるんだけど・・・」
なんか、ひどい目にあっているらしく、にゃーにゃーわめいている。
「気のせい。
ナキちゃんなんていません。」
ホントか?
なぜかマイカさん・・・
ナキのこと気にいってるからなあ・・・
ヤバいような気もするけど、ほおっておくか・・・




