第348話 大魔王会議
第六惑星に、大魔王たちが集結していた。
「せっかくおもしろくなってきたのに、なんで邪魔すっかな・・・」
ファルスが、三人の子供の頭をなでる。
ファルスと助手たちの子だ。
「決まっておるじゃろ・・・
あやつら、ワシらや神々だけでなく、おのれらさえ憎いのじゃ。」
ハイペリオンが、緑茶を飲む。
「めんどくせえな・・・
「グレートファルス」・・・
「搭乗型」に改修したぜ。」
「仕事が速いな。」
「大魔王一、クソマジメなおめえに言われるとは光栄だぜ、ウォルスト。」
「あれ?」
実験用マウス一号は、混沌の大魔王カオティカと娘・実戦用マウス七号の親密な様子が気になっていた。
実戦用マウス七号は、カオティカの全身にしがみつき、尻尾を絡めている。
「人鼠」の姿だけに、扇情的だ。
「ま・・・七号がいいなら僕は、かまわないよ。」
「ちょ・・・ちょっと、父上!」
実験用マウス一号は、ため息をついた。
「人間、追い詰められると怖いよね。
けど、「彼ら」は、その部分を憎んでいる。」
「リシテアール同様、こちらも艦隊配備を急ぐ必要がありますわ。」
実験用マウス二号・・・彼女はメガネをかけて、「デキる女科学導師」よろしく白衣を着た人鼠の姿だ。
「いやがおうにも、ここが立地的に砦になりますから。」
準備を進めています。




