表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
361/3241

第345話 時の掟

時空神クロノス・・・


彼は、悠久の図書館(エターナルライブラリ)に似た杖を持っている。


「お初にお目にかかる。

混沌カオス神族が一人、時空神クロノス。

このバカ司書の兄である。」


「バ・・・バカって・・・」


言われて落ち込む、カイロス。


「しかしだね・・・

ただごとじゃないね・・・

あなたばかりでなく、深淵の図書館(アカシックレコード)の司書のカイロスまで動くとは・・・」


実験用マウス一号が、尋ねた。


「さすがだな。

あの旧超魔王の右腕だっただけのことはある。」


「はっきり言いなよ。

本来は先の戦いで、「旧超魔王」の完全敗北に終わり、リシテアールが覇者として銀河と共存発展していくはずだったって。」


「そうだ。

だが、この「世界」もまた「もう一つの本来の歴史」。

しかし・・・」


私は、ひっかかった。


「まさか・・・

あの「パスキールパレス」は・・・」


「そうだ。

初代六勇者は、逆転の可能性を喪ったため敗北しかなかった。

ゆえ、そなたらのいう「古代」で決着をつけんとした。

結果、その場で決着はつけられんかったが、こうしてその跡をひきつぐそなたらがいることで、彼らは「勝利」と言えた。」


言えた(・・・)?」


「そうだ。

「ノワールの末裔」・女王ミリアムよ。

そなたが、六勇者を取り逃がした超魔王の立場だったらどうする?」


それは・・・


「追うでしょう・・・

そして、古代の超魔王と協力して彼らを・・・」


「そうだ。

奴は、初代ノワールの姿をよりしろとして、自らを強化・・・

六勇者の開けた「時空の穴」を見つけ、彼らを追った。

しかし、所定の座標をできずに、ここへたどり着いた。

アレを放置はできん!

放っておくと、全ての時間軸と世界軸が破壊される!」


言いつつ、何かをいじっているが・・・


「まさか・・・

お手になさっているもの・・・

時空計じくうけ」とかいうんでしょうか・・・」


私は、ジト目でクロノスを見た。


「・・・そ・・・その通りだ・・・

頼むから、「ボケ」る前にツッコまんでくれ・・・」


そのときだった。


「陛下!

星系外縁を守備されていた大魔王ウォルスト様が、謎の敵と交戦し、これを撃破!

詳細なデータを提出されました!」



大変なことになるのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ