第322話 ガマ・・・
私たちは、「創作料理アリア」にいた。
そして・・・
ユニィがなぜか、「キティルハルムバーガー本店」の紙袋をもって、「ウナギバーガー」を食べている。
「殿下・・・
お世継ぎに、栄養が必要なのはいいですにゃ・・・
しかし、「他店」の料理を持ち込むのはどーかと思いますにゃ!」
キティルハルムバーガー・・・
スマイル0ノワールのファーストフード店である。
太陽発電衛星にも出店している。
「ごめんなの!」
ぺろっと舌を出す。
「ま・・・いいにゃ。
ヘクセンティアール産の「バスコ・ダ・ガマ」が入荷したので、これで何かやってみるにゃ。」
「「バスコ・ダ・ガマ」!?
好物なの!」
バスコ・ダ・ガマ・・・
ライテスがユーフェル王と旅をしていたころ、発見された「海洋凄」の両生類だ。
ライテスはこのころ、地球の航海士の名を誰かに教えたが、「人名」として受け入れられず、「海に棲む食用蛙」として定着してしまった。
とはいえ、この蛙・・・
大型でグロテスクだが、とても美味い。
休暇でヘクセンティアールに遊びに行った際、ユニィが気にいった食材である。
「おいしそうなの・・・」
姫という身分を忘れ、よだれを拭くことも忘れるユニィ・・・
「丸焼きが特に美味しいの・・・」
うっとりしている・・・
ユニィ:だって、おなかすいてるの・・・




