表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/3242

第32話 王立美術館長アンナ・キティルハルム

時には、美しいものを見るのもいい。


そこで、私はイリアと王立美術館へ足を運んだ。


ここには、ミケランジェロ一族の作品を始め、キティルハルムの名匠が手がけた作品がある。


王宮の応接間の花瓶-陶芸家ミケランジェリ・ミケランジェロの作品ただし、精巧なレプリカ-、

王宮の応接間の絵-画家リメイラ・ミケランジェロの作ただし、精巧なレプリカ-、

初代女王のオリハルコン像-初代ミケランジェロ作-、

キティルハルム海軍旗艦クイーン・ノワール-ニナ・キティルハルム作(普及型顔料)-、

航海王ライル二世-ニナ・キティルハルム作(普及型顔料)-、


うーむ・・・


壮観だ・・・


「ミリアム様・・・これって・・・」


イリアが、げんなりとした顔で、クリスタル像の一群を指した。


わざわざ、「エメライン・ミケランジェロコーナー」というタグの彫像群・・・


「うげ・・・」


ライテス像、ルミナリア像、ノワール二世像は見事としかいいようがない。


が・・・


意味不明な、クリスタルの骸骨が・・・


「姉様・・・来てたの?」


「うへッ!?アンナ!?」


女王の黒のローブや王太子の白のローブと、同じデザインの青いローブを着た黒猫の少女がいた。


アンナ・キティルハルム。


王家第三王女・・・


つまりは、私の二番目の妹だ。


美術館の館長が永らく空席だったため、彼女が就任したのだ。


「きれいよね・・・この頭蓋骨・・・この肋骨・・・」


こ・・・こいつ・・・


こういう奴だったっけ・・・


美的センスが、同じであるためナキと仲がいい。


「趣味・・・悪いよ・・・」


「失礼な・・・美的センスに区別はいらない。」


かたわらを見ると、イリアが「石化」していた。


ま、それが普通の反応だよな・・・



登場人物8

アンナ・キティルハルム

キティルハルム第三王女。

変な審美眼を持つ少女。

ナキと気が合う。


キティルハルム王立美術館・・・別名、「イロモノ美術館」です。(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ