表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
324/3240

閑話二 異世界の稲荷神5

「ぐ・・・

こいつ人間か!?」


ダルタニアンは戦慄した。


かつて彼は、明らかな「人外」と戦っている。


しかし、こいつは明らかに「人間」にしか見えない。


「しゃーないか・・・」


女王ミリアムが進み出た。





「ピコ丸さん・・・

これ以上はやらないというなら、見逃しましょう。

ついでに・・・」


私は、にっと笑った。


「この国の一定年齢以上の女の子は、大体すでに「相手」がいますよ。」


「なんで?」


「はい。

可能な限り、少なくともあなたのような「変態紳士」をつくらないためです。」


「ガガガガーン!」


ベートーベンの「運命」みたいな音程だ。


「それでもあなたは、「人のモノ」を横取りしますか?」


「・・・!」


駆けつけた雪尾ゆきおは、ピコ丸のようすを見ている。


「我がキティルハルムは、性犯罪の一因を所定の相手がいないからだと考えました。

それゆえ、低年齢層での「婚姻前の」交渉と認めています。

学生限定ですが。」


雪尾ゆきおは、こくこくとうなずいている。


「な・・・んだと・・・!」


ピコ丸の神波動オーラが爆発した。


「コケにしやがって!」


すぐさま、雪尾ゆきおが印を結んだ。


「召喚!『苔』!」


どささささ!


ピコ丸の頭上に、苔が降ってきた。


「『苔』にすんじゃねえ!」


しかし、雪尾ゆきおは、尻尾の一本を抱え、毛を数え始めていた。


「ひーふーみー・・・

二十八本・・・」


それを、まとめて抜く。



R15は、自粛しております!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ