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第261話 司書女王
私は、巨大な機械の塊となったミキトと戦っていた。
「なぜ、君は僕と違う場所にいた!」
「どうでもいいじゃない!」
神波動狙撃翼で、狙撃する。
「バカよ!
私みたいな、おもしろくない女のどこに惚れたの!?
最低よ!」
「あの後、僕は君の後を追ったんだ!」
「しつこいわね!」
不意に被弾する・・・
「くッ・・・」
私は、記録装置をコンソールに挿入する。
何の意図もない。
反射的にである。
視界が変わった・・・
そこには・・・
「全ての人猫の母」が、いた。
「よくぞ、魂をここまで高めました。
ハルカ博士は、ようやく正しい「環」の中に戻っていきました。
でも、おみやげにあなたたちに「力」を残していきました。
私は、「司書女王」と呼ばれる者・・・
さあ、あなたとその機体は進化します!
未来を掴みなさい!
あなたは二度も、不幸な終わり方をしてはいけない!
「総合導師女王」よ!
立ちなさい!」
神波動が、高まるのを感じる!
神経回路・接続
神波動炉・出力増
神波動狙撃翼・増
いける!
「私は・・・もう、冬美じゃない!
私は・・・
キティルハルム女王ミリアリア・キティルハルムだ!」
進化です!




