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第253話 過去の亡霊
「うぐっ・・・
うう・・・
ぐはっ!」
ハルカ博士は、苦しみ始めた。
「ミリアム女王とアルナス長官には、これを進呈します・・・!」
渡されたのは、記憶装置・・・
「電算機の端末に接続すれば、私がこれまでに得た技術や情報が読み取れます・・・
そして・・・
実験用マウス一号・・・
あなたは・・・」
「!!!」
実験用マウス一号は、なにやら物凄い「気」を放っている。
「後、一段階の「進化」が可能です。」
「ま・・・まさか・・・
ご主人様・・・
これは・・・」
「あなたに言わせれば、「最後の退職金」です・・・
永い間、ありがとう・・・」
「ッ・・・行くよ・・・」
実験用マウス一号の姿が、小柄な人鼠へと変った。
「鼠神将で、いいかしら?
その姿・・・」
「どう呼んでもいいよ・・・
速く脱出しよう。
アールヴ、
クレス、
ミキト・・・
この三人が復活する・・・!
超魔王を越える邪神として・・・!」
戦艦カピバランは、急速離脱する。
「まさか、この僕が、大昔の怨霊と戦うなんて・・・!」
「人生、わからんものだ。」
「ええ。」
新たなステージ!




