第22話 巨大ウナギ!
うーん・・・
初級だけど、鍛冶師資格もとった。
魔導師資格、科学導師資格も・・・
錬金術師資格もとり・・・
ついでに、魔法具の魔法力の蓄積・増幅クリスタルの特許をとった。
後は、好きな研究をして稼ぐだけなんだけど・・・
それは、朝のことだった。
「き・・・きた・・・」
下着が、赤く染まっていた。
「ちゃららんららんらんら~ちゃちゃちゃちゃ~♪」
私は、上機嫌で釣竿を担いで歩いていた。
イリアも、機嫌がいい。
なんでも、今日の私からはいいにおいがするとのこと。
私は、「○○のアトリエ」の「お仕事のBGM」を口ずさんでいた。
港に着く。
「釣るぞぉッ!」
「おう!」
私とイリアは、沖へ向かって餌をつけた針を投げる。
程なくして、ひきがあった。
「おおっしゃあッ!」
「こっちもです!」
幸先がいい!
同時にかかったか!?
「あげるよッ!」
「はい!」
武術の要領で、力の配分とスピードをコントロールして・・・
引っ張りあげると同時に、リールを巻く!
すでに、私たちのリールを巻く手は、見えなくなっている。
イリアの目は、きらきらと光っている。
やっぱり猫なんだなァ・・・
獲物を前に、喜んでいるようだ。
「「そおりゃあああああああああッ!」」
気合一閃!
私たちは、同時に獲物を釣り上げた。
「「なんじゃこりゃあああ!?」」
見て、驚愕!
全長二十メートルほどの巨大ウナギが、空に躍り出たのだった!
それも、二匹!
うまそう・・・
ミリアムの機嫌がいいのは・・・
そう・・・
「アレ」だからです。
女性の・・・




