第21話 冶金学
「にゃーははは!
あちしが、「冶金学」の教師ナシェルト・ヘパトス・ミケランジェロにゃ!」
うおッ!
まさか、教育界にも、ミケランジェロ一族がいたか!
ド迫力の熱血女教師である。
ほんと、どこにでもいる一族だ。
「もっと、力いれるんだにゃ!
そこ!力いれすぎにゃ!
そう!姫様、スピードと力のバランスがいいにゃ。
ナキ!なんだにゃ!このへっぴり腰が!」
はっきり言って、スパルタ教師だ。
ついでに、おならをぶっこいているのは黙っておこう。
「いいかにゃ!
この「冶金学」は大事にゃ!
「合金」だったら「材料工学」!
武器や魔法具なら「錬金術」に応用がきくにゃ!
力とスピード・・・
場合によって魔法力や神波動を注ぎ込むことも重要にゃ!
かつて、始祖エルフは、錫と銅を合成して「青銅」を作って、これで高霊族を処刑するノコギリを作っていたにゃ!
やがて、鉄で武具やノコギリを作っていたが、すぐにミスリルにとって替わられたにゃ!」
な・・・なんつー話を・・・
人を処刑するノコギリって・・・
「時代は変わるけど、果てには、オリハルコンとアルミニウムを合成して「オリハルコニウム」や、鋼鉄とアルミニウムを合成した「ジュラルミン」・・・
究極が、オリハルコンとアダマンタイトを合成した「ヒヒイロカネ」が、開発されたにゃ!
これらは、トラルティールのライテス卿によるものだけど、彼が学んだ「冶金学」を応用した「錬金術」あってのことにゃ!」
おお~!
と、クラスメイトのどよめきが聞こえる。
「にゃ~・・・割れちゃったにゃあ・・・」
ナキがなげく。
ぼこッ!
「あだッ!」
「力いれすぎにゃ!」
鉄は、叩けばいいのではありません!
タイミングと叩き方を間違えれば、割れます!




