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第208話 バルカン半島

キティルハルムの一大兵器工廠のある、半島・・・


ここは、バルカン半島という。


主な生産品が、実弾・神波動オーラ問わず、連発式の銃器であることから、そう呼ばれるに至る。


「にゃーははは!

妥協するんじゃないにゃ!

我々は、平和のための武器を量産するにゃ!

キティルハルムに「バルカンの武器あり!」と言わしめるにゃ!」


工廠長リリ・バルカン・ミケランジェロが、作業者たちに激を飛ばしていた。


「銃士隊の装備!」


魔装騎士ルーンナイトの武装!」


「艦隊の砲塔!」


「ぜーんぶ、あちしらの作品にゃ!」


「「「にゃーははは!」」」


「壊れない!

百歩譲って壊れても、即座に直せる!

弾切れまで、同じ威力!」


「誇りを持って労働しますにゃ!」


「そして、陛下の改正された「新規労働法」によって、労働管理は完璧!」


凄まじい熱気である。


ミリアム女王は、ここをこう評する。


「キティルハルムの武器庫」と・・・


「さあ!

今日の操業開始にゃ!」


「「きつい」「汚い」「厳しい」は古いっす!」


「「きれい」「華麗」「完璧」が、トレンドです!」


「「「始めるぞ、野郎共!!!」」」


「「「にゃーッ!!!」」」


今日も、工場業務が始まる。


リリは、下から上がってきた報告書に目を通す。


「ふむ・・・

工場内の、規律および作業者同士のトラブルは、減少傾向・・・

とはいえ、ゼロが目標にゃ。

総務長・・・

よくがんばっているにゃ。」


「いえ。

管理職や作業者のがんばりです!」


総務長は、びしっと応える。


「陛下はおっしゃっているにゃ。

いくら管理職が、厳しくしても、厳しくしすぎで作業者になめられちゃいけないって。」


「はい。

見ようによっては、作業者視点では、「やる気」がないように誤解されかねません。」


「にゃ。

今日も、定時と生産数一割上昇を目指してがんばるにゃ!」


「ヨーロッパの火薬庫」では、ありません!(笑)

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