第2044話 コルセット!?聞き違いでしょうか?
「さぁ、コルセットを絞めてしまいましょう!」
エリー姫の一言により、穏やかな時間は終わりを告げた。
「にゃ!? コルセットにゃ!?」
ナキの尻尾が、ぱんぱんに膨らんだ!
「・・・えっ?
やるんですか!?」
ちょっと待てや!?
「コルセットって、怪我人のするモンにゃ!?」
認識が違う!
とはいえ、こっちは手術で治すか、回復魔法で速攻で治療するからなあ・・・
「違うわ!」
「サキ、ユーカもしてしまいましょう!」
なぬ!?
その後、色気のない悲鳴が幾つか上がったが、誰が上げたかは黙秘させていただこう。
「今回は、ダンスパーティーではなく、正式な晩餐会になります。」
ん?
てっきり、ダンスパーティーかと思っていたが・・・
咲希の顔を読んで、納得気味のエリー姫。
理由を話してくれた。
「お客様は、この世界のダンスをご存知ありませんでしょう?
ならば、気に入って頂けた食事で、おもてなしをするのはお互いにとっても宜しいでしょう。」
「なら、コルセット要らないにゃ!」
キレぎみのナキ。
そのもっともな提案は、エリー姫にも分かっていたらしい。
が、これにも正当な理由があった。
「お二人の食事量は、我が国の女性陣が気絶しかねない量ですの・・・
つまりは、我々側の皆様の精神を守る為ですわ。
勿論、お二人の皿は、多くしてもらうように、既に話はつけてありますわ。
ご安心下さいませ。」
くッ!
意外に曲者だ・・・!
「にゃ~・・・
大食いしたいにゃ・・・」
要は、リミッターをかけられたと・・・
「バカナキ!
晩餐会で大盛にしてくれるのよ?
ありがたく食べましょう。」
食えるのだ・・・
つべこべ言うな!




