第2015話 また呪い!?
ーーーーーガッコン
「にゃ・・・?」
ナキが、またもや罠を踏んだ。
ふむ・・・
アホの家系も、ここまでくるとアレである・・・
「またかにゃ~~~~~~~!?」
学習しろ。
ここは、飛行魔法で脱出するところだ。
「「翠嵐」、お願い!」
本人も顕現が面倒になったようで、風だけが下から吹いてきた。
「にゃぁぁぁ~~~~~!
目が回るにゃぁぁぁ~~~~・・・・・」
こいつ・・・
いつも普通に飛行魔法で空中戦をしているんだが・・・
「ナキッ!
皆さんに迷惑かけんじゃないっ!!」
スパーーーーーーーーーーーン!!
ええい!
ハリセンに、合成樹脂板か炭素樹脂板を貼っつけたろかい!?
「・・・陛下、目が回っている時に、それは酷いにゃ」
文句は言うものの、ナキの頭にはダメージは無し。
ええい!
だからこその「金属バット」なのだが・・・
うん?
そういえば・・・。
「ナキさん、その兜に宝石なんて付いていたかしら?」
「にゃ?
付いてないにゃ、何の事にゃ??」
私は知らん!
咲希の顔色が変わる!
化学反応でも起こしたかのように!
「これ、呪われてるわ!?」
呪い、再び・・・。
なお、最初に気付かなかったのは、装着してなかったからのようだ。
装着した時に発動するとみた。
持ち主の神波動か、魔法力と反応するのか?
そりゃ、誰も気付かなかった訳だ。
「・・・咲希さん?
私には分からないのですが?」
なんだコレ?
「ミリアム様、この赤い石、最初は無かったはずです。
これでようやく気付きました。
良く見れば分かるかと。」
こ・・・
これは・・・
猛獣狩りが、蚊の気配を感じろと言われるようなモンだ。
それくらい、かすかだ。
「・・・・・あら、まあ!」
とはいえ、不覚だ。
「咲希さん、これ、兜じゃなくて、石だけが呪われてるたいですね。」
すげえ微妙・・・
だからこそ、咲希ですらも石を見るまでは、気付かなかったのかも?
「にゃ!?
怖いにゃ、恐怖にゃ!
陛下、取ってにゃ!!」
涙目のナキは、錯乱している。
「落ち着きなさい、取れないでしょ!」
ええい!
面倒くさい!
「あたしがやります、『光の浄化《ライティング・シャイン!》』」
ほほお・・・
これは、光の神・『創造神帝』様の力で、再現できそうだ。
石は透明になった。
解除されてるし、まっさらな石だ。
咲希は「疲れた」という顔をしている。
「さぁ、さっさと行きましょう!
レインボーアイアントをゲットせねば!」
私は、やけくそ交じりで叫んだ。




