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第188話 鏡開き

そこには、巨大な鏡餅があった。


イリアが、すっと刀を抜く。


眼を閉じ、すっと見開き・・・


「はあッ!」


一刀両断。


ちんッ・・・


イリアは、刀・・・「猫目丸」を鞘に納める・・・


これは、学校の授業で習得した冶金学で、ミスリルを打った刀だ。


私が教えた「居合い抜き」である。


「「「お・・・おおッ!」」」


神波動オーラを発さず、裂帛の気合だけで、一刀両断である。


「はッ!」


さらに、バラバラに切り裂かれる。


「す・・・すごいにゃ、イリア閣下・・・

いつもは、にこにこしているイメージしかないにゃ・・・」


リケちゃんが、関心する。


「見た目詐欺にゃ!」


「そうなの。

ウチの父さま、少年のような外見なのに、母さまと剣で渡り合うくらいに強いの!

多分、剣で邪馬台国の侍と渡り合えるかもしれないの!」


「・・・そりゃ、すごいにゃ・・・

脳ある鷹は、爪を隠すって言うにゃ・・・」


「「能」なの・・・」


ふと、ユニィはヴィブリオに尋ねる。


「リケちゃんは、鏡餅・・・

どうしてるの?」


「鏡餅ですか・・・」


「にゃーッ!」


ヴィブリオは、騒ぎたてたリケちゃんの口を塞ぐ。


「磨きすぎて、周囲の景色が映りこんでいるんですよ。」


「・・・」


「あまつさえ・・・

光を反射さえしています・・・」


「まるっきり鏡なの・・・」

一刀両断!

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