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第187話 新年の儀

王宮で、「書の初め」の儀が行われた。


私は、「未来」と書いた。


イリアは、「愛」・・・


ん?


「できたのーッ!」


ユニィが紙を広げる。


でかでかと、「宇宙世紀」と書いてある。


「名は体を現す」を地で行く気か・・・娘よ・・・


「にゃーははは!」


リケちゃんが、馬鹿笑いしている。


見ると・・・


「猫」・・・ただ一文字である・・・


あ・・・あのな・・・


二日酔いで、寝ているチェシャ猫さんのところを見ると・・・


「私のアゴは、ダイヤを噛み砕く」と書かれている。


おい!


えーと・・・


ミナは・・・


「我らは書と学を愛する者なり」


おお!


キティルハルムっぽくていいぞ!


アリアは・・・


「ゲテモノこそ美味」って・・・


こいつは・・・


ナキはどうかな・・・


「芸術と変は表裏一体なり」・・・


おい!


ごすッ!


とりあえず殴っておく。


「痛いにゃ!」


「まったく・・・変なものばっかつくって!」


「血筋にゃ!」


「ええい!

先祖のせいにすんな!」


珍しく、海軍指令がいるので見てみる。


「海」だった・・・



結局、今年に相応しい書は、投票で「未来」「愛」「我らは書と学を愛するものなり」に決定した。


しかし・・・


こんなだから、「変な奴ら」と未だに言われるんだろうなあ・・・


書初めです!

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