第183話 大収穫!
「おっしゃあっ!」
イリアは、巨大な古代鮫を釣り上げた。
「次は・・・」
「これは、王宮の冷蔵庫で保管しておくの!」
ユニィは、巨大な古代鮫をひょいっと担いだ。
「頼んだよ。」
じゃきッ!
イリアは、神波動銃を担いで、郊外の森へいく。
七面鳥・・・
小型のダチョウと見間違えるこの鳥は、年末に人猫が鶏肉に次いでよく食べる鳥である。
肉体的に「戦える」程度の人猫が銃器をもってして戦うのに少し手ごわい程度であるが・・
くわッ!
獲物が、くちばしを開いた。
次の瞬間、神波動弾を撃ってくる。
人でもないのに、神波動を使うのだ、この鳥は。
しかし、イリアは、真正面から相殺した。
「ゲッ?」
獲物は、驚愕した。
イリアの表情にだ。
「フフフ・・・
王家の晩餐の材料になるのだ。
光栄に思え・・・」
まるで、猛獣もかくやという表情である。
妻や娘に見せない、身も凍る笑顔である。
以外に、相手の攻撃を棒立ちで浮け、通用していないことを見せ付けて反撃に入るのは、実戦でも狩りでも有効である。
きらりと、イリアの目が光る。
「これは、僕が「愛する妻」にしか見せない「力」だ。
光栄に思え!」
獲物は、身体が「石化」したように動かなくなる。
応用すれば、相手に意識させずに「魅了」「威圧」が可能な「魔眼」・・・
ズドンッ!
イリアの銃撃が、獲物を仕留めた。
「この力の正体は、ミリアム様なら知っているかもな・・・」
しとめたばかりの獲物を、イリアは担いだ。
イリア君に、謎の力!?




