第177話 ユニィのおふろ
「なーに照れてるの!」
「し・・・しかし、ユニィ様・・・」
ユニィは、アルムスをひん剥くと、宮殿内の王家専用浴室にまでひきずっていく。
「うひー!
お婿にいけなくなる!」
「来てるようなもんなの!」
ユニィ自身も、すっぽんぽんである。
「まだ、「夫婦のアレ」はやらないの!
洗いっこするだけなの!」
そうは言うが、ユニィの身体は、わりとふっくらしているため、アルムスは「見たいが見れない」という状態になっている。
「大胆ねぇ・・・」
私は、ホットミルクを飲み、呟いた。
「ユニィももう八歳になりましたね・・・」
イリアが言う。
「そうね・・・」
「そういえば、超魔王の動き・・・
アレは、本当ですか?」
「本当よ。
あの「老師」が直々に来ていたからね・・・」
「どうするんです?」
「受け入れるわ。
あんな人たちでも、元は「人間」・・・
あの実験用マウス一号にしたって、「人間」である主人に従っていただけ。」
そんなことをしているうちに・・・
「お待ちくださいユニィ様!
お召し物を!」
「きゃーッ!」
今度は、すでに服を着たアルムスがユニィに服を着せようと、追い回している。
「元気がいいこと・・・」
私は、すでに眠っているナナミの頭を撫でて二人を見た。
超魔王の話ばっか書いていたので、こんな話をちょっと・・・




