第172話 逆襲のファルス
にゃんこそば大食い選手権が開催された。
主催は私。
進行は、アリシアだ。
「出場選手は・・・
一番・バカ娘ナキ!」
「にゃーっ!いつ登録したにゃ!」
バカと言われて否定していない・・・
「二番・ユニィ殿下!」
「がんばるの!」
実際、王家の者は燃費が良すぎると言われてるし・・・
「三番・謎の生命体・・・チェシャ猫さん!」
あ・・・あれ?
また、やってるな・・・
あっちだけ、酸素濃度が濃い。
「あ・・・あの〜金剛石かじって、歯が折れないかにゃ?」
「ん?甘くておいしいよ。」
今回、初出場の選手もいる。
「四番・・・新人神族リケ・ミケランジェロさん!」
「にゃーははは!いくにゃーッ!」
五番の席に・・・
いた!
「五番・・・機巧の大魔王ファルスさん!」
「リベンジだぜ。「胃袋」を換装したんでな!」
選手の紹介が終わり、アリシアが銃を天に向け・・・撃つ!
「にゃあ~」
次々脱落する選手たちに続く形で、ナキがギブアップした。
「ぐ・・・ま・・・まさか、今回の「胃袋」でもだめか・・・」
ファルスが、ぶっ倒れる。
機械人間のくせして、無理すんな。
「う・・・く・・・だ・・・だめにゃ・・・「神」の名折れ・・・」
リケちゃん・・・
少なくともあなたは、「大食いの神」ではありません。ありがとうございます。
「いくの!」
「フフフ・・・」
「母さまのリベンジなのーッ!」
結果・・・
「チェシャ猫さんの優勝にゃ!
あんだけの金剛石食っててよくもまあ・・・」
「今度も負けないよ。」
「・・・・・・」
また、優勝はチェシャ猫さんでした・・・
チェシャ猫さんに出演していただきました。




