表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/3236

第168話 仕事納め3 ナルシスト?

ぱんぱん!


ナキは、「これノミ」に祈りを捧げる。


「う・・・うーむ・・・」


アニス・ニナに描いてもらった三面図を見る。


「あちし・・・そんなに美人じゃないにゃ・・・」


ミケランジェロ一族の女性は、「美形」には程遠い。


どちらかというと、「愛嬌」のある、「可愛い」というタイプだ。


しかし、一流の画家の描いたデザイン画・・・


これだけでも、数万ノワールはしそうだ。


「自画像を描いている画家は、いくらでもいるにゃ・・・」


特に、親友の←笑うなそこ!


ミリアムも、王太子時代に自画像を描いている。


もっとも、描いているところを観察していたら、母アリシアが乱入して、引きずられて帰ってきたが・・・


ナキの目の前には、自分の身長ほどのクリスタルの円柱がある。


「燃えるにゃ!あちしの神波動オーラよ!奇跡を起こすにゃ!」←起きない。


電動ドリル(リューター)を手にして、円柱に向き合う。


「まずは・・・」


円柱に、油性ペンで大まかなデッサンを描いていく。


「こんな感じにゃ・・・」


次に、電動ドリル(リューター)で、荒削りに入る。



時間とともに、形が出来上がっていく。


やがて、人猫ワーキャットらしくなっていく・・・


「うむ・・・」


ドリル刃を細いものに替え、細部にいたるまで切削していく。


そして・・・



そこには、評議員のローブと評議員杖を右手に持ったナキのクリスタル像があった。


「う・・・美しいにゃ・・・

あ・・・あちし・・・

美しいにゃ・・・!」



「作品名・彫刻家ナキ・ミケランジェロ」完成である。



しかし、この作品・・・


後に、「呪い」に似た妙な神波動オーラを感じさせる作品となった・・・

ナキ:・・・・・・

あちし・・・

ナルシストだったのかにゃ・・・?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ