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第16話 この変な術は?

理科の授業中・・・


アルティナ・シーラン先生が、小難しいことを言っている。


「そこで、水素原子が、三つ集まると、大爆発を起こすわけです。」


トリチウム反応ね。


「じゃあ、二酸化炭素から、炭素だけ・・・

あるいは水蒸気から水素だけを取り出すことなんてできるにゃ?」


ナキが、おバカなことを言っている。


んなアホな。


できてたまるか。


「理論的には。」


ナヌ!?


「では、姫。お願いします!」


できるかァッ!?


ご指名とあらばやってみるか・・・


うーむ・・・


とりあえず、空気から炭素だけを取り出し、十字構造をイメージして重ねる。


ま、ビルの鉄骨みたく。


「「「お・・・おお!!!」」」


で、それを複数用意してみる。


からんからん・・・


ん?


「ガラス?」


「いいえ。

姫は、ただいま、金剛石ダイヤモンドを合成なさいました。」


「な・・・何ーッ!?」


アホな・・・


「す・・・すごいです・・・」


イリアが、私を見た。


「こんなこと、普通できないにゃ・・・」


ナキが言う。


私だって、できるなんて思わなかった。


「じゃ・・・じゃあ・・・」


水素を集めて、圧縮してみる。


どごんッ!


軽く爆発・・・


「この術・・・ライテス卿の次女科学導師ユイの術ですよ姫。」


ウソッ・・・


なんでできた・・・!?

よく、マンガなんかで使われる、水素原子(H)の集合体・重水素反応・・・

この術は、魔法と違い任意の「原子」そのものに干渉し、操ってしまうものです。

その気になれば、ダイヤモンドを作ることだって!

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