第162話 ワープ機関
ワープ機関を使用するには、座標軸設定の他に様々な計算が、必要とされる。
「だったら・・・もっと魔法力演算機を増やすの?」
「無理ね・・・」
私とユニィは、頭をひねっていた。
「むむ・・・じゃあ・・・いっそのこと、魔法力じゃなくて・・・
もっと高出力の力を使うの!
艦のエネルギーを神波動から、魔法力に変換するからロスが出るの!
名づけて・・・
神波動演算機!」
「そうか・・・
うーん・・・
やってみるか・・・!」
「母さま・・・変換を続けるとエネルギーが減るの!」
確かに・・・
「じゃあ、必要な箇所に神波動増幅水晶を増設すれば・・・」
「変換の度にロスを減らせるの!」
おお!
娘と開発・・・
楽しいなあ・・・
総合導師の醍醐味だ。
「これだと、一回の転移で、五百億光年は越えられるの!」
でも・・・
「どうしたの?」
「ごめん・・・
この技術・・・
すぐには地球にいくために使えない・・・」
「わかってるの!
まず、超魔王と戦うために、第六惑星まで行かなきゃいけないの!
「銀河人」と戦争する訳じゃないからいいの!」
そんな能天気なモンじゃない。
準備にはまだまだかかる・・・
完成してしまいました・・・ワープ機関・・・
親子合作です!




