第134話 二つの新型機
勇者たちと別れ、帰国した私はさっそく新兵器の開発にはいった。
「陛下。銃士隊専用機KRK-002マスケッティア、騎士用機KRK-003ライブラリナイトが、量産体制に入っております。
ただ・・・」
「ただ?」
私は、科学長官に訪ねる。
「陛下の能力に、猫の公爵が、追いつかないと試算が出ました。」
「新規開発か・・・」
「はッ。」
ううむ・・・
困った・・・
「じゃあ、フレームに使用している部材に、陛下の新発明の神経水晶を埋め込んでみるにゃ。」
白衣姿のリケちゃんが提案する。
「地球のアニメにもあったわよ。」
「にゃ!?」
「こんな提案が、リシテアールの人から出るとはね・・・」
「では、猫の公爵・・・
僕に下さいませんか?」
そう言ったのは、イリアだった。
「今度は、激しい戦いになるでしょう。
ミリアム様とて、無事に済むとは限りません。」
そうして・・・
KRK-004ライブラリアと、KRK-005ガーディアの開発が始まった。
並行して、新技術の開発が始まった。
「痛覚神経と、損傷把握神経を別系統に・・・
いける・・・!」
そうして、新技術が完成する。
「神波動伝達値よし・・・
意志伝導よし・・・
これを神経骨格と命名するわ。」
つ・・・作っちまった・・・
サ○コフレーム・・・
シナプス・フレーム
パイロットの意思を伝えるフレーム。
「アレ」だと思えばわかりやすい。




