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第130話 総合導師女王

謁見の間・・・そこに、各国の重鎮が揃っていた。


玉座の前に、絹製のインナーとスラックス、合皮の靴を履いた母さまが、悠久の図書館エターナル・ライブラリを手にして立っている。


「王太子ミリアリア・キティルハルム。


これより、あなたは、この図書館の主となり、その責任を追います。」


これは、キティルハルムが、王立図書館から始まったからこその言葉だ。


「はい!」


「これより、あなたは、家長となります。」


キティルハルムの民は、王家の者を家長としている。


それは、初代女王が、最初の国民たちの「養母」であり、「師」であることに由来する。


「はい!」


「これよりあなたは、始祖ノワールが偉大なる大帝国の皇帝より預かり、民が世界より集め、増やした知識を持ってして、この「猫の司書の国(キティルハルム)」を・・・

ひいては世界を・・・

惑星リシテアールの担い手の一人と認め、積年より抗争しつつも和解した神と新たな神との立会いの下導いていくことを任じます。」


私は、黒のローブをルカ様に着せられた。


これは、初代女王が偉大な魔女に仕えていたころから、変らぬデザインのローブ・・・


「これを受け取ったとき、あなたは任を引き継ぎます。」


私は、悠久の図書館エターナル・ライブラリを受け取る。


「これなるは、初代が王宮図書館の司書を任じられたとき、授けられたものです。」


「はッ!

女王として・・・

総合導師として、精進するものとします!」


そして、ローブをまとったリケちゃんが、ひざまずいているユニィに白のローブを着せる。


「ユニティア・キティルハルム!

場合によっては、儀式は不要にゃ。

しかし、あなたは今後、「王太子」として邁進することを求めらるにゃ。

新時代の王太子の証・・・

母上の護国の象徴を授けるにゃ。」


「はい。

王太子として精進いたします。」


そして、悠久の守護杖エターナル・ガード・ワンドを受け取る。


「ここに、新たなる女王と王太子が誕生しました!」



ここに、「総合導師女王」誕生!

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