第106話 ユニィ、学校に行く
「いってきまーす!」
ユニィは、元気よく登校した。
「姫さま!」
今日は登校途中で、ナキの娘・ミラ・ミケランジェロや、ミナの息子・ヴィブリオ・ミナと一緒である。
「ユニィ様は、誰を補佐官にするんだ?」
ヴィブリオが、尋ねた。
「一緒に、宇宙に行ってくれる人がいいの。」
「あちしが、一緒にいくにゃ。」
ごすっ!
ユニィが、ミラの頭をどついた。
「痛いにゃ・・・」
「どーでもいいノリを、親から受け継いだの、あんた!」
「・・・と、ここで、ライル二世は、言われた。
「今は、宇宙に出る技術はない。それができた者は、「航宙王」と呼ばれるであろう。」と。」
今日も、フェロン先生は学生たちに熱弁をふるう。
「ところで、ユニィ姫は「宇宙船乗り」になりたいと言われていたようだが。」
「は・・・はい!
母さまの前世のふるさとを見たいと思っているの!」
「それはどうだかわからないが、母上様は宇宙艦艇を「空間転移」させる理論を研究されているようだな。」
「そう言っていたの・・・」
「当の「地球人」・・・
今の「銀河人」はすでに、完成させてこちらに度々訪れている。」
「はは・・・私が研究を始めるか、母さまが完成させるかどっちなのかな・・・」
「いずれにしても楽しみだ。
なに!
姫は、「航海王」の血を受け継ぎ、同じ志を持った方だ。
不可能ではないさ!」
学生は、夢を語る!




