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第101話 学歴社会に殺された男

「これが、お前の「発明品」か。」


ヨーグルトウォーターを飲み干し、ウォルストは一息つく。


「ヨーグルトがマイブームがなのさ。」


実戦用一号は、対称的な父と目の前の大魔王のギャップに、苦しんでいた。


「そこの。」


「は、はい!」


「「父」は、どうだ?」


なんのことやら・・・


「は・・・はあ・・・」


答えられない。


「答えられないと、いうことは、「可も不可もない」ということ。

自慢できる親ならば誇ってもいいが、これくらいなら「標準」だ。」


「はあ・・・」


要領を得ないが。


「私の知る「親」には、「世間的に偉人」されど家では「ただのアホ親父」という男さえいた。」


「それ・・・ライテス君のことだよね・・・」


実験用マウス一号が、ジト目でウォルストを見る。


「同格の「人間」としてはともかく・・・

ああいう男が、父であるなら幸せであろうな・・・」


実戦用一号は、やはり附に落ちない。


「私は、今後どうすべきかな?」


「というと・・・?」


「困ったことに、特にトラルティールとキティルハルムで、「学校教育」の改善が見られるという。

「学歴社会に殺された」私にとっては、「揚げ足」もいいところだ。」


「あちゃあ・・・

そういえば、全盛期に比べて君も「丸く」なったね・・・

ライテス君と戦ったころは、「脂が乗ってた」けど。」


「だな。」


ウォルストは、ふと何かに気付いた。


「そういえば、ファルスはどうした?」


「キティルハルムで開催された、「にゃんこそば大食い大会」で、痛めつけられて帰って来たよ。」


「・・・・・機械人間アンドロイドのくせして「大食い」か・・・

「有機物質変換システム」が、壊れるぞ・・・」


機械のくせに「奇怪な」ことをする男です。

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