第99話 わんこそば?ノン!にゃんこそば!
「にゃーははは・・・!
主催は、女王ミアル様で、進行はあちしアリシア・ミケランジェロで、これより「わんこそば」ならぬ「にゃんこそば」選手権を開催するにゃ!」
どー見ても、「わんこそば」である。
そして、なぜか私が「選手席」にいる。
うーん・・・
登録した覚えがない。
「私ですよ。」
「か・・・母さま!?」
うげ・・・
なぜか、ナキやミナまでいる。
あれ?
ピンクな髪に青のメッシュの人猫がいる。
氷砂糖のようなものを齧っているが・・・
周囲の酸素濃度が上昇している。
って、これ・・・
私の術!?
「よーい・・・」
バンッ!
アリシアの銃が、火を噴いた。
「そりゃあああ!」
一人、また一人と脱落していく。
「う・・・ま・・・まいったぜ・・・」
おい!
ファルス!
なぜ、「大魔王」がいる!?
「お・・・おなかいっぱいにゃ・・・」
ナキが脱落する。
って、私、こんなに大食いだったか?
三十個目のおわんが重なる。
「う・・・うっぷ・・・」
ミナが脱落。
あんた、「文系」だろ・・・
「フフフ・・・あんた・・・要所で私のこと、気付かなかった?」
「誰!?」
言いつつ、百個目のおわんが重なる。
「だ・・・だめ・・・」
戦いは負けない自信がある・・・
けど、大食いはさすがに・・・
「優勝は、「チェシャ猫」さんですにゃ!」
「フフフ・・・」
彼女は、霞のように消えていく・・・
誰よ!?
ある方が、モデルなんです。




