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78話 夕食~

 まずは部屋で過ごせるように掃除だ。

 大きなガレキを外に運び込む。

 それから。

「あたしに任せるニャー」

 チコの風魔法で砂や埃など吹き飛ばす。

 って。

 チコ風魔法を使えたんだ。

 ビュービュー風を操っている。

 



 数分後。

 すっきりした室内。

 俺はアイテムボックスから血と骨を取り出し。

『血骨錬金術』

 ポワンッ

 即席のベッドを4人分つくりだす。

 アイテムボックスからワイバーンの巣のフカフカ布団をとりだしてさっと引く。

 (あまりの寝心地のよさのため、ワイ太郎から貰っていたのだ)


「皆、どうぞ」

「ぬっ。さすが主」

「にゃにゃーん」

「でしゅー」


 スタスタ バシュ

 スタスタ バシュ

 チコとアドはベッドにダイブした。

「ふかふかでしゅ~」

「まさか野宿で布団でねれるにゃんてなー。仲間になってよかったにゃー」

 ベッドの上でホクホク顔のチコとアド。

 分かるぜ、その気持ち。

 ベッドダイブこそ至高。



 続いて。

 俺はカップラーメンを取り出す。

 ネット通販で買った物だ。

 

 アイテムボックスから鍋と水も取り出し。

「エンさん。水を沸騰させてもらって良いかな?」

「ぬっ。任せるのだ」


 ドバッー

 エンさんが口から炎をちょろっと吐き。

 すぐにお湯が出来上がり。

 お湯をカップラーメンにそそいで3分待つ。


「主よー。それなんぞ?」

「あたしも分からないニャー。でもいい匂いニャがするニャ」

「アドも・・・美味しいにおいでしゅ~」


「これはカップラーメンっていって。携帯食なんだ。お湯をいれて3分待つと食べられる優れものなんだよ」

「にゃにゃー。凄い料理なのにゃー。聞いたことないニャ」

「我もだ。だが、良いにおいがしてくる」

「アドも食べるでしゅ~」


 今回用意したのはしょうゆ味のカップラーメン。

 香ばしい香りが部屋の中に漂う。

 俺も思わず唾を飲み込んでしまう。




 そして・・

 3分経過。






「皆。時が来た。食してOKだ」

「ぬっ。とうとう気おったか。とてつもなく長い3分間だったわい」

「にゃにゃー。口の中がゴクゴクしてるにゃーゴクゴクにゃー」

「アドも~アドも~たくさん待ったよ」


 ペロリ

 俺はカップラーメンのふたをはがす。


「いいかい。ハシを使って食べるんだ。こうやって面をつかんで。まずはめんを食べる」


 スルスルー パクッ

 ちょうどよくほぐれた感触。

 なつかしのカップラーメンの感触に頬がとけそうになる。


「その次にスープを一口飲み、口の中で味わう」


 ゴックン

 くうううううううう!

 この味はたまらん!

 カップラーメン特有のコクがある。



「美味そうだニャー」

「我も我慢できん」

「アドもでしゅ~」


 スルスルー パクッ

 ゴックン

 皆カップラーメンを食べ始めた。


「ぬぬっ。う、美味いぞ。何ぞこれ。魔法の味だわい!」

「にゃにゃにゃ!すっごく美味しいニャー。スープが濃いニャ」

「アドもとろけるでしゅー。スープが美味しいでしゅ」


 おやおや。

 皆一生懸命カップラーメンを食べている。

 まぁ、仕方がないか。

 俺も始めてカップラーメンを食べた頃は衝撃を受けたと思う。

 よく覚えてないけど。


「皆、やけどしないように注意してね」

「ぬっ。美味い、美味いぞー。このスープ」

「にゃにゃにゃー!どんどん食べるニャー」

「アドもゴクゴク飲むでしゅ~」


 あらら。

 誰も俺の注意を聞いていないみたいだ。

 皆食べる事に夢中。


 スルスルー パクッ

 ゴックン


 スルスルー パクッ

 ゴックン


 スルスルー パクッ

 ゴックン


 スルスルー パクッ

 ゴックン



「「「ごちそうさまでした!」」」 


 皆完食したようだ。

 幸せそうな顔をしている。

 ホクホク顔だ。

 勿論俺も一緒だ。

 やっぱりカップラーメンは美味い。

 ホクホクです。


「主よ、素晴らしいな。このカップラーメンとやらわ」

「にゃにゃー。凄いニャんてもんじゃにゃいにゃー。革命ニャ!」

「アドもいっぱいカップラーメンしたいでしゅ」


 やれやれ。

「たいしたことないよ。色々な種類があるから、順番に食べていこう」


「ぬっ。旅の楽しみが増えたわい」

「あたしもにゃー」

「アドはカップラーメンになるでしゅ」


 うんうん。

 料理が美味いのはいいことだよね。

 ここまで喜んでくれると。

 ネット通販で買い物する喜びも大きいな。

 

「じゃあ、ご飯も食べたし。もう少ししたら就寝しようか。見張りはどうする?」

 一応ダンジョンの中だから。

 最低限の注意は必要だろう。


「それなら問題ないわい。我は寝ながらでも気配を察知できるからのう」

「あたしもにゃんとなく分かるニャー」

「アドもだよー」

 ほほーう。

 魔物の皆さんはそんなワイルドな能力を。

 でもー。

 もしかしたら俺も出来るのかもしれないな。

 あまり気にしていなかったけど。


「なら、普通に寝ても問題ないね」

「ぬっ。我に任せよ」










 夕食後の自由時間。

 皆思い思いの時間を過ごす。

 アドはベッドの上でゴロゴロしながらボールで遊んでいる。

 ワイバーンの特訓で使ったゴムボールがアドのお気に入りだ。

 肉球でボールをパンチしている。


 チコは魔道具を持ってなにやらゴソゴソ。

 壁にさした注射器のデータを分析しているのかもしれない。


 エンさんは、じーっとしている。

 ベッドの上でまるまっている。

 しっぽだけチョロチョロと動いている。

 寝ているか起きているかは分からない。



 でっ。

 俺はというと・・・

 部屋を出て散歩中。

 地下遺跡をウロウロしていた。

 食後の運動という奴かな。

 あまり部屋から離れない程度に散歩する。

 アドに乗って移動しているせいか、あまり歩いていない気がするから。

 ちゃんと運動しておかないと。

 

 途中で壁に魔力を流して探査してみたりしたけど。

 特に効果はなかった。




 




 

 暫くして部屋に戻り。

 俺はベッドに横になる。

「すーすー」「すーすー」 

 アドとチコは既に寝ているようだ。

 エンさんは相変わらずしっぽだけユラユラ揺れている。

 俺もだんだんと眠くなり・・・

 ウトウト。

 睡眠に入った。



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