26話 対ゴーレム準備
エル爺のゴーレムとの勝負は昼からになった。
なんでも準備が要るらしい。
俺とアドはヒガン・フラワー畑をお散歩中だ。
テクテク テクテク
一応用があってここには来ている。
午後の勝負の準備だ。
今の俺の武器はリボルバーマグナム。
相手の血流を暴走される血の弾丸、ブラッド・バレッド。
相手を内部から切り裂く骨の弾丸、ボーン・バレッド。
だがゴーレムが相手となるとそもそも血がないだろうし、骨で石を砕けるか怪しい。
つまり二つの弾丸が効かない。
なので新しい弾が必要になる。
俺はヒガン・フラワーを抜き取って集め、アイテムボックスから骨と血をだしてばらまく。
ここ最近は魔法訓練のためやっていなかったが。
久しぶりに使うスキル。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
よし!
毒弾、ヒガン・ブレッドができた。
これを打ち込めば毒状態にする事が出来るだろう。
だがしかし、これはゴーレムに効くのだろうか・・・
クイクイ
「ご主人しゃま、ご主人しゃま」
アドに服をひっぱられる。
「どうした?アド」
クイクイ
アドは自分の首元を指差す。
なんだろう?
ふさふさの毛並みしか見えないが・・
あっ。
なんの事か分かった。
前にあげた首輪が進化で使えなくなったから、新しいのが欲しいのかもしれない。
しょうがないな。
新しいのを作るか。
同じように、骨と血を並べ。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
よし!
赤いネックレスを作成した。
「アド、これを進呈しよう」
「ご主人しゃまー、ありがとでしゅ」
俺はアドの首にネックレスをかける。
でもこれ・・獣化したら弾けとぶかも・・・
まぁ、そのあたりは気にしないでおこう。
今問題なのはゴーレム対策だな。
ゴーレムの弱点といえば・・・・水かな。
土で出来ているだろうから、液体には弱いはず。
それなら・・・
「アド、獣化して川までつれていってくれないか。水場に行きたいんだ」
「いいでしゅよ」
ボワンッ
アドが獣化するが、ネックレスが首ついたままだった。
壊れなくて良かった。
はじけとんだらちょっとショックだった。
クイクイ クイクイ
アドが頭を下げるので上にまたがると、アドは走り出した。
ササッ ササッ ササッ
川に到着。
以前のときよりも、アドの移動速度が上がった気がする。
俺は浅瀬に移動し、骨と血をばら撒き。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
うーん。
失敗!
水弾を作ろうとしたのだが、上手く収まらなかった。
固体としてまとまらない。
血の弾丸でできたので上手く行くと思ったが、相性があるのかも。
しかーし。
諦めずに次いってみよう。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
失敗。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
失敗。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
失敗。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
失敗。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
失敗。
うーん。
何かが足りのかも・・・
近場でバシャバシャと水遊びしているアドを見ながら考える。
血よりも濃度が薄いから固まらないのか・・・
それなら・・・そうだ。
この川ではアリエスの塩が取れるほど塩分濃度があるのだ。
俺は頭の中にあるイメージを切り替える。
作成するのは水弾ではない。
真水をイメージした水弾ではない。
この材料で作れるのは違う。
今ここで作るのは・・白き弾丸。
「血 骨 練 成!」
ボワンッ
よし!
できた。
その名も塩弾。
ふふふっ。
これならば、ゴーレムに通用するかもしれないな。
時間ももうそろそろ来たようだし。
「アド、帰るぞ」
「はーい。お魚とったよ~」
アドは袋にたくさんのアユユをつめていた。
今日の昼食は決まったな。
俺はアドに乗って賢者の家に帰った。




