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01 Prologue「母の独白」

「01」「02」は起承転結の「起」となっております・・・

実話要素が濃く、重たい内容ですので御気を付けください。

01 Prologue「母の独白」



母親達が笑い・・・楽しそうにたむろする。


談笑だんしょうする話は・・・

「その場に居ない・その話に参加しない」同じ子を持つ母親の話


そこに「その人に対する優しい話題」は・・・存在する事はありません

人の「苦しみ・悲しみ」は「みつの味」でもするのでしょうか?


例えば・・・ある時、同じ学年の子供を持つ母親が名字みょうじを変えました・・・


理由を知る者がたむろする者の中に存在しないと

そうでなかったとしても、「離婚した」と言う話になって


知りもしないのに『夫婦ふうふなかが良くなさそうだった』と・・・

「誰か」が話しだし、何故なぜか楽しげにその話題わだい展開てんかいしていきます。


そして・・・それは「人の生死」にかかわる事でも一緒いっしょなのです。


同じ学年の子供を持つ母親の身内が死んだ話を楽しげに・・・

死んだ理由を憶測おくそくして、うれしい事の様に話します。


同じ学年の子供を持つ母親の身内が病気で入院していると言う話を楽しげに・・・

がんなのではないか?・もう危ないのではないか?」と

よろこばしい事の様に話します。


そこに「罪悪感ざいあくかん」が・・・存在する事はありません

彼女等は「ストレス発散はっさん」をしているのです。


私は一度だけ・・・

何故なぜそんな「ひどい事」が平気で言えるのか?』と

一番、「そう言う事を口に出す人」に質問してみました。


それを質問された母親は・・・

『ママ友と話すのに気を使うなんてストレスがまるじゃない』

それが常識じょうしきであるかの様に答えを返してきました


私はカルチャーショックを受けました。


その母親はまゆひそめ・・・言葉を続けます

『あなたはそう言う事を気にする人なの?どうかしてる・・・』


私の考え方が間違まちがっているのでしょうか?

私の方が悪いのでしょうか?

私が身内を亡くし、過剰かじょうにそう感じてしまっているのでしょうか?


そんな疑問ぎもんを抱えたのが前年度の冬でした。


月日が流れ・・・

私がその答えを手に入れたのは・・・今年の9月中旬の参観日さんかんび


それまでの間に

彼女が私の名前を何度も口にしている事は、だれが見ても明白めいはくでした。


私が近くを通るとあからさまに口をつぐみ、こっちを見る姿から・・・


彼女が他の人に、私の事を何か言っているのが見え見えで・・・

滑稽こっけいぎて・・・TVドラマのいじめられ役になった感覚を味わえました。


その結果が・・・今年の9月中旬の参観日

学年にがくねん合同の参観で明確めいかくな形をあらわしたのです。


先に来ていた私のそば

人を行かせない様に頑張がんばる「彼女の行動はこうそうし」

ほかの学年の母親達が座る場所を占拠せんきょする形で達成されました。


開いている席があるのに・・・


そこに座らなければならない学年の母親達が

そこには行かないで、自分達が座るべき場所に座っている。


それどころか・・・そっちへ行った者を呼びせる始末


その迷惑めいわくけられた学年の母親達は立ち見を余儀よぎなくされ

異変いへんはだで感じる事ができたのでしょう


迷惑めいわくな学年の母親達の会話を

私が目にする事が出来る形に残してくれました。


そこから私は知る事が出来ました・・・

「人の命をかろんじる人」よりも

それを指摘してきした私は「ばっせられるべき悪人」なのだと。

『01 Prologue「母の独白」』は・・・密かに体験談です。

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