第一話
俺は水龍。ここ、日本で犯罪を犯す奴らをこらしめるのが趣味だ。そういう業界の人でもある。もちろん、学校では隠してるけどな。
実は、結構有名な家のお坊ちゃまだったんだが、ちやほやされんのがいやになったんで、10歳のときに家出した。
家を出るときに、プリンを作るのが上手くて気に入ってた召使を一人連れてきた。花瑠雅っていうらしい。美人だ。
今日は学校の入学式で、一年が入ってくるんだ。先輩になれるんだって喜ぶやつが結構いる。
「皆さん、今年の生徒会長は、玄武さんに決めましたので―」
・・・玄武って誰だ?と言うか、本当に先生だけで生徒会長決めちまうよなぁ。
「生徒会長の玄武さんから、挨拶です。」
すると、玄武という生徒会長がステージに上がった。
「・・・誰だ?あんな奴居たか?」
第一印象は、すごく真面目そうな奴だった。
「私、今年の生徒会長に選ばれました、玄武と申します―」
自分のこと「わたくし」って言う奴初めてみた。
銀髪で、腰ぐらいまであるかな、髪すごく長い。しかも銀目。
「私は、先日この学校に転校してきまして、ご存知の方もあまりいらっしゃらないとは思いますが、これからよろしくお願いいたします。」
そう締めくくって、生徒会長はステージから降りていった。
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