↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 紀ノ川
第1部 孫を預かる男
6/37

おしまい TYPE-E

 男の孫は女の子でした。

 息子の身に離婚騒動がおこったので、息子は孫を男に預けたのです。

 男は孫を図書館へ連れて行きました。

 図書館の大きな机の上には、

「赤毛のアン」

「アンの青春」

「アンの愛情」

「アンの友達」

「アンの幸福」

「アンの夢の家」

「炉辺荘のアン」

「アンをめぐる人々」

「虹の谷のアン」

「アンの娘リラ」

 の赤毛のアン・シリーズ全10冊が並べられていました。

 モンゴメリの「赤毛のアン」が大好きだという孫の為に、男が用意したのでした。

 孫は嬉しさのあまり涙を流して喜びました。

 男はそんな孫の姿を見て、ニッコリとやさしく笑いました。


 ところが孫はその夜、恐ろしい夢を見ました。

 食事中にカレーライスで「赤毛のアン」を汚してしまい、男に杖で殴り殺される夢でした。

 孫はパニックになりました。

 孫は夢と現実の区別がつかなくなりました。

 孫は男をさがしました。


 男はテレビに夢中になっていました。

 テレビでは臨時ニュースが流れていました。

 日本国がXYZ国に宣戦布告したのです。

 また戦争がはじまろうとしていました。


 孫は杖をにぎりしめると、男の後ろにソッと忍び寄りました。

 そうして孫は男の後頭部を杖でおもいっきり……


(TYPE-E おしまい 最終更新日22年06月22日)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。