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問うて  作者: ジュン
9/16

休日三日目

専門学校を一週間休むと言ってから今日が三日目

俺の日常だ

休日三日目、三日目にもなるとおのずと焦りもなくなるものだ。

なるようにしかならないと、気持ちを落ち着けることができているのだろう。

とりあえず、専門学校には金曜日行く予定だ。

オレは運命に従って生きている。

ネットにある今日の運勢占い、あれを見る限り金曜日が最高に運気がいい。


今日したことと言えば、11時頃まで昼寝をし、起きてからは。

youtubeに動画を更新。昼ご飯を食べ、菓子パンを買ってきたと祖母が言うものだからおいしく頂いた。


午後になると、親父が家に帰ってきて。ボクシングやるなら、あしたのジョーを見ろと促すもので、

アニメを見ている。


何もない日常というのも悪くない。

が一つ気になる。朝に見た夢だ。


人にものをいう前に自分の事しっかりやれよ。

夢から覚める直前。

元同級生にして甲子園まで行った男にそう言われた。


確かに小学生のころの俺と言えば。

勉強せず、運動せず、ゲームに没頭し生きてきた。

友達と遊ぶことを最優先にし、学校のことなど深くは考えていなかった。


けれど、今は違う。

ボクシングだってやっているしバイトだってyoutubeだって手掛けているし、弱者を助けたく就労支援のおランティアまでしているし、休暇をとってはいるが専門学校にだって籍を置いている。


いくら甲子園球児だったと言え、この量をこなしている俺に勝てるのかと反論したくはなるものの。

しょせんは夢。


さらには、肩書に守られ、肩書でしか自分を語れないオレは自分でも納得するほどのナルシストだ。

肩書しか自分を証明できるものがないからね。


これからどうしようか悩みはするものの、今はただ金曜日まで待つしかない。


そして今も気になるのが夢で発せられた言葉

今のオレは自分の事すらしっかりやれていないから、夢で警告してくれているのかもしれない。


今手元にある課題から目を逸らし、現実逃避をしている日常から目を背けるなと。


今やるべきことはたくさんあるはずだと。そういった警告の類いなのかもわからない。





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