戦火の列島
年齢は18。作者の実生活をストレス解消と共にただ書いていきます
「疲れたぁ」
ボクシングにバイトにデザインの専門学校に月一回の就労支援にユーチューバー。
こんな量を一人でこなしていれば、体にガタが来るのも無理はない。
今日で六十連勤目だ。
バイト先はスーパーの鮮魚部門。そこには人を動かす天才がいる、チーフ、名をさくらぎ。
血液型はAB型で人を動かす天才だ。情報分析力 決断力 知識の量 人を見透かす力 慎重に物事を動かしていく何重にも張られた防衛ライン。
この人がトップに立っていてくれるおかげで、週二日のバイトの私は言うことを聞いて言われたことをやっているだけでいい、だからバイトは深く考えなくていいのだ。
ただお金を稼ぐためにバイトに行っているのではない、天才をまじかに見られる限られた機会だから行くのだ。
それに、なんといっても。正社員のさやさんに会える。三十近くのはたからみたら、おじさんだろう。
しかし、私にはカッコいいお兄さんとしか思えないのだ。
仕事ができ、なおかつ優しくフォローしてくれる。
週二日のバイトの私ごときでも、
発泡スチロールを渡すだけで、すいません、あざすと礼儀正しく答えてくれる。私の中のあこがれの人だ。
既婚者だけれど、さぞかし嫁は幸せなことだろう。頼りがいがあって礼儀正しくて優しくて
家ではいいお父さんに違いない。
天才と頼りがいのあるさやさんと、おじいちゃん正社員、スーパーの鮮魚部門の三大柱だ。