天は二物を与えず
私はたいして儲からない兼業ダンサーです。
ショーの待ち時間やオフの日に、小説が読みたくて登録しました。
しかしシステム上、登録しといて投稿が無いとなると…どうなんだろ?
とビビって始めようかな思っただけで、
訴えたい何かがあるわけじゃ無く…
拙い文章で、面白くも無いネタですが、
共感することがあれば…
平凡な日常は、案外楽しい。
天は二物を与えずと言うが、
二物どころか三物も四物も与えられてるだろうが!
と言いたくなるほど、完璧な人はいる。
上記のような言葉はおそらく、二物どころか一物も貰えてない人間が安心したいが為に作った戯言なのだろう。
騙されてはいけない。
完璧な人は完璧なのだ。
抜かりないのだ。
顔良し、技術良し、性格良し、采配良し(もう既に四物だ)の方がいる。
ダンサーの方でも、ダンス以外取り柄がないダンス馬鹿タイプと同じくらい、いる。
接客業でも事務業でもどこでもそうだろう。
彼、彼女たちの特徴としては、まず努力家であること。
美人なのに美に対する努力を怠らない。
男性も清潔な身だしなみやさり気ないオシャレ、女性ならエステ情報やメイク技術も努力している。
才能も頭の良さもあるのに技術向上はストイック。
当たり前と言えば当たり前の努力をしているだけだが、その当たり前こそ難しい。
それをコツコツやってのけるので、凡人の勝ち目はここで無くなる。
努力家だからだろうか。
もう一つの特徴は、絶対に人を馬鹿にしたり喧嘩売ったりしない。
こういった方々から人の悪口は滅多に聞かない。
采配良しの面も、この特徴と関係あるのだろう。もちろん全てカバーする事は無いが、人のことを考えるので、仕事の振り分けやもてなし、満遍なく対応している。
さて、
ここからなのだ。完璧な人の本領は。
これ以外に何かあるのか?と思われるだろうが、あるから凄い人になれるのだ。
完璧な方々は、とても親しみやすい。
人を馬鹿にする、見下すことをしないせいか、気さくな話し方の方が多い。
食事をしていても、テーブルマナーは相手や場所によってくずしてくれる。
そう、一緒に居て窮屈じゃないのが最大の良いところ。
男女問わず人気が出るのは必須なのである。
完璧な人の親しみやすいやすさで、これより究極なパターンがある。
ドジ、天然ボケパターンが究極なのだ。
一見悪い点に見えるだろうか?
しかし、そうでもないのだ。完璧な人はこの天然ボケを隠すことなく晒して、うまく笑いを取り、場を和ませる。
これが悪い点だろうか?
このドジや天然ボケは逆に親しみをもつきっかけにもなって
「天は二物を与えずなんだね」
と周りを安心させ、さらに助けてもらえる効果も期待できる。
冒頭で述べた、天は二物を与えず。
これは才能を持った人へのやっかみと、完璧な人の親しみやすい一面に安心する言葉である。とても注意が必要な言葉だと思う。
「あんな凄い人でもこんな欠点があるのだから…」
に安心して努力を怠ってはいけない。
それと、
顔良し、技術良し、性格良しの天然系完璧人間が、したたかではないと誰が言っただろうか?
その方々は案外、計算高い一面もある。
側にいるのは気持ちが良いだろうが、一旦自分にとって利になる人か見極めた方が良い。
利になる人であれば、一緒にいて安心して楽しむだけでなく、学んだ方が良い。
身だしなみ、メイク、オシャレ、仕草、気遣い、天然ボケや失敗の切り抜け方、取り入れられる努力はあるはずだ。
読んで下さってありがとうございます。
暇つぶしになれたら良かったです。