第二話悪人族&第五十六代目剣士
※これは1話の強盗3人を倒した後の続きです。
おらあああ!その声とともに鉄パイプが振り下ろされた。
鉄パイプで殴られた男はその場にどさっ、と倒れた。
よし、これで全員倒したな。
おいお前、まだ名前を聞いていなかったな。なんていうんだ?
俺には人には言えない秘密がある。
え?俺の名前?
俺が戸惑っていると警察がやってきた。店内に入ってきたと思った直後、警察が何者かに後ろから刺された。
よお、翔さんよお。よくも3人もやってくれたな。おっ、第5じゅ・・・・バキッ。
僕は警察官を刺した男を日本刀で殴った。
ああ、すまなかったなあ。男は小声でそう言った。
今は引けと俺が言うと男は覚えてろよ!といい、逃げて行った。
今のは誰だったの?僕が翔に言うと翔はこう言った。
悪人族の幹部だよ。それも、あいつは幹部の中でもトップクラスの犯罪者だよ。
翔に説明させると面倒臭いので俺が読者に説明しよう。
悪人族とは、犯罪者が集まった集団で、誰もが重犯罪を起こした犯罪者の中の犯罪者。
しかも、メンバー全員が10代という、警察にも知られていない組織。
なぜ警察が知っていない情報を俺が知っているのかは今は話さないでおこう。
リーダー一人、幹部が6人、幹部長が一人、裏幹部4人、裏幹部長1人部隊が10あり、各部隊5人で10×5で普通のメンバーが50人。合せて62人。というおそるべき組織である。
あ、ここで言っておこう。俺の名前は第56代目剣士。
もちろん本名じゃないし、こんなダサい名前を自分でつけたわけでもない。
詳しいことは話さない。
もう一つ言っておこう。どうでもいいことだが、この小説の主人公は俺ではない。
俺が主人公だったらこの物語が大変なことになるからな。
それがこれからの話と関係があるかどうかは読者さんの御想像に任せよう。
これから語り手はチェンジだ。
僕は警察にいろいろ話して、マックをトオルと少年とともに出た。
せっかくだから僕の家寄ってかない?
まあ正確に言うと僕とトオルの家だけど。
え?2人って一緒に住んでるの?
うん。僕はそういうと、少年を僕の家に案内した。
歩いている途中で、気になる人物に会った。
よう。
よう。
気になるというか、知り合いだった。
最近元気?
最近元気?
知り合いというか、僕の敵だった。
もー、そんな警戒しないでよ。
もー、そんな警戒しないでよ。
僕の敵というか、犯罪者だった。
そいつは、悪人族の幹部であった。
2人で一人の幹部。言動がほぼすべて同じ。
今まで、50もの犯罪を犯してきた双子。
ねえ、翔こいつ誰?少年がそういう。
俺はこう言った。
左神と右神。男のほうは右神、女のほうは左神。もちろんフルネームじゃないし、本人がつけたわけでもない。全く、ネーミングセンスがぶっ壊れてるよ。悪人族の幹部だよ。
ねえ、その男のこだれー?
ねえ、その男のこだれー?
もちろん、トオルもこいつらと知り合いだ。
そういえば、少年はさっきからスマホをすごいスピードで操っている。
何をしているのだろう?そう思っていると、
双子は全く同じ動きでナイフを取り出し、煙玉を地面に叩きつけた。
あそぼーよ、翔。
あそぼーよ、翔。
そして、煙が辺りを包んだ。
この小説が始まってわずか2回。
いきなり敵の幹部と戦うことになった。