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ROOM~エヴァジオン~  作者: とも号00
エヴァジオン開始
2/4

第1話 「はじめまして」

主人公がいよいよ登場です。


「初めまして、双つ葉ふたつば中学出身、~~~~です。1年間によろしくお願いします。」


ここは光羽みつば高校。僕が3年間通うところだ。国内でトップクラスの進学校で

生徒のほとんどが超難関大学、四津場よつば大学に進学するという実績を持っている。

そのため、受験戦争も激しく、ここに入学するために死ぬほど勉強した。

僕が光羽高校を志望したのは進学率ではない。

この高校には世界でも有数の

「脱出ゲーム部」

があるからだ。


僕は脱出ゲームが大好きだ。小さい時から、自分の部屋から脱出をするのが好きだった。

「脱出ゲーム部」では、鍵のかかった部屋からヒントを頼りに脱出する速さを競うゲームだ。

そして、光羽は毎年、国内で最もよい記録を出している。

そんな高校に入れてとてもうきうきしている。

早く部活に行きたい。

3年間の青春を全て脱出ゲームに捧げてやる。


キーンコーンカーンコーン


学校の終わりの鐘がなった。

よし、入部届けはもう出してある。

部室の場所も確認済みだ。

どんな先輩がいるんだろう。


部室に来たはいいが、日本一の実績を持つ部活とは思えないほどボロボロの部室だ。

と、とにかく、入ってみよう。内装はきれいかもしれない。

中にいたのは、顧問と思われる1人のみ。

「やあ、初めまして。えっと・・・~~~~君だったけ?」

名前の部分が聞き取れなかった。

「ありがとう!君のおかげでこの部活を守れたよ。」

どういう意味か分からなかった。

「おっと失礼。私は脱出ゲーム部顧問の~~~~だ。」

やはり名前は聞き取れない。

「ここの部員はみんな引退してしまってね。部員は君だけなんだ。」

え・・・うそ・・・だろ


「朝よ~。起きなさい。」

母さんの声だ。ショックで幻聴が聞こえているのだろうか。

すると、はっと目を覚ました。

なんだ夢か。よかった。

ため息をついた次の瞬間、ここが家でないことに気が付いた。

上を見上げれば、青色の空に赤い太陽が浮かんでいる。

周りは黄色っぽい砂に囲まれている。

ここは・・・砂漠か?

どうしてこんなところに?

まだ物語は始まったばかりです。

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