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ダンジョン配信者の中で、なぜか俺だけサブスク(?)に入ってるんだが  作者: コータ


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33/73

では、カード合成を開始します

『召喚カード合成機能と、武器錬成機能が解放されました』

「え……な、なに?」


 雑談配信の次の日、俺は息を切らしながら家に帰っていた。


 散歩がてら外に出たら、やたらと声をかけまくられた。雑談で顔を映したせいか、もうみんなに知られてる気がする。


 マジビックリしすぎてテンパっちまった。


『まずは召喚カード合成機能について説明しましょう。所持している召喚カードの中から、二枚から十枚までお好きに選択し、合成させることができる機能となります。おまけでレア素材も手に入ります』

「へー! そんなこともできるんだ。え? それもサブスクの特典?」

『はい』


 ま、マジかよ。ちょっと本当に怖くなってきちゃうな。


「なんか……サービス良すぎて怖いな」

『ご安心を。現在の探索者が恵まれていないだけで、かつてはこういった特典はあったのです。また、合成機能と言っても、そう簡単に強いカードになれるわけではありません。組み合わせ次第では、弱い召喚カードになることもあります』

「え? 十枚使っても?」

『はい。カードの組み合わせが重要です。お試しになりますか?』


 もう頭がパンクしそう。毎日新要素追加されてない? 俺の気のせい?


「なんだろう。モンスターを食わせる、みたいな感じなのかな」

『いいえ。あくまで一時的に呼び出す手段のカードがなくなるだけです。召喚するモンスター達は、そもそも別の世界で生きており、地球では仮の体を得ているに過ぎません』

「え、マジ?」


 今しれっと凄いこと言わなかった? 召喚カードのモンスターについては、はっきりと解明されてないはずなんだけど。


『……と、いう噂がネット上にあります』

「あ、なんだ噂か。それデマだよ」


 AIは何でも吸収しちゃうからな。ネットの噂なんて学習させちゃいかん。


『合成をお試しになられますか』


 でも新しいものが始まると、ミーハーな俺はやってみたくなる。


「じゃあ、ちょっとだけやってみるか」

『承知しました。では、合成させるカードを選んでください』


 すると、天井近くに召喚カードの一覧ウインドウがパッと表示された。もう慣れてきてる自分が怖い。


「いやぁー……こうして見ると、めちゃめちゃ集まってきたなぁ。まあとりあえずは、弱い召喚カードからやってみるか」


 最低でも二枚は選ぶ必要があるっぽいけど、どうしようかな。とりあえずゴブリンとかゾンビとか、その辺りからいってみようか。


『確認します。合成に使用するカードはゴブリン(棍棒)五枚、ゾンビ二枚でよろしいですか』

「オッケー」

『では、カード合成を開始します』


 すると、今までとは一味違う演出が始まった。急にカードがふわふわと浮かび上がると、一枚のカードを中心に円を描くように回り始める。


 今回は今まで見たいな宇宙映像な感じじゃないけど、充分派手な気がする。


 そしてある時、一気に全てのカードが重なって強烈な光と音を発した!


「うお! すげえ」

『できあがったカードは……』


 クルリと回転する一枚のカードは、どうやらSレアのようだ。


 ======

 ハイ・ビッグタートル

 カードランク:Sレア

 限界突破:☆4

 カード利用効果:

 敵全体から受けるダメージを半減

 カード所持効果:

 戦闘時、カード所持者の体力が15%上がる

 ======


「あれ? これ……初めてゲットしたはずだけど、限界突破してるよ!」

『はい。カードの枚数により、確率で限界突破数も上げることがあります』

「ええー」


 お得じゃん。いや、でも待てよ。


「そういえば、合成する前にどんなカードになるかってわからない感じ?」

『はい。合成するまで分かりません』

「じゃああれだな。余ってるカードじゃないと、やるべきじゃないな。じゃあ今度は……Sも入れてやってみるか」


 とりあえず今度は十枚合成してみたい。俺はもう一度開かれたウインドウを眺めつつ、どんどん指で触れていく。


「よし! これでいく」

『選ばれたカードは、悪魔の木二枚、オーガ一枚、巨大カニ一枚、大ネズミ三枚、ヒールバード一枚、スライム一枚ですね』

「おう! 頼むぜ」

『実施します』


 今度は十枚。しかもSレアカードだって入ってる。ってことは知らないSR出ちゃうんじゃないか!


 そう思いくるくる回る演出を見守る俺。めっちゃ楽しみだーと思って一枚に合体するところまではワクワクしてたんだけど。


 次の瞬間、目を疑うことが起きた。


 眩く光るカードが裏返り、筋骨隆々のモンスターが見えた瞬間だった。四方から黒い稲妻が突然走り、カードに直撃してしまう。


「………え?」

『予期しない出来事が起こりました。こういったケースもあります。出来上がったカードは……』


 ======

 死神の影

 カードランク:SRレア

 限界突破:なし

 カード利用効果:

 ダンジョンで使用した召喚カードを、もう一度利用可能にする

 カード所持効果:

 なし

 ======


 予期しない出来事? なんか事故ったのか?


「あれ? なんか、さっきのマッチョモンスターのほうが強そうだったんだけど」

『こういったケースもあります』

「え、えええ」


 使えるのかこのカード。ちょっと疑わしいなぁと思っていると、


『では、続いて武器錬成を行いますか?』


 と質問されたので、とりあえず首を縦に振る。


「せっかくだし、やろう」

『承知しました。ですがその前に、今回の合成で獲得したレア素材です』

「ん? う、うわああああ!?」


 天井が光ったと思ったら、大量の宝石が落下してきた。おまけがあるとは聞いてたけど、多すぎないか!?

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― 新着の感想 ―
かつてって、いつの話ししてるんですかねえ というか、やっぱり今の常識じゃないじゃないか!
死神の影、超大当たりだろう? どういう思考したらそんな感想になるの?ってぐらいやばいなぁとは思うけど、そういや最初からそんな感じのキャラ設定だったな ナビ子も何のためにこういう養殖男を作ろうとしてる…
この主人公は物凄く頭が悪いのか、死神の影は物凄く強いだろう。 本来ならダンジョンアタック中に召喚カードは五枚しか持ち込めなくて、 カードはダンジョンアタック中に一回使うとダンジョンの外に出るまで再使用…
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