第七話
※【全はちゃ!!】本家様制作関係者のみ閲覧可
※ 未登場人物などネタバレ有り
関係者以外はお帰りくださいませご主人様
【全はちゃ!!】関係者の皆様へ
元作品作者と違い、キャラ設定の詳細把握ができておりませぬので、多数キャラ崩壊がございます!
あくまで雑コラとでも思ってご覧くださいまし!
ではではではではではではレッツゴー!
[チームa]
「結局野宿かよ…」
「枕なくて寝れなかった…」
ぐったりした様子の七名は、初の野宿で体力を回復できなかったようだ…
訂正しよう。六名だ。
約一名元気にランニングに出掛けた奴がいる。
御曹子恭弥は枕がなくて眠れなかったようだ。うっすらとくまができている。
「にしても新村遅いね、迎えに行く?」
「でもどこ走ってんのかわかんないよ?」
桃花とさほろはちょっとランニングしてくる!と言って三時間ほど帰ってこない新村を心配しているようだ。
まったく、無限の体力をいいことにどこまで行っているのやら…
噂をすればと言うものだ、
「おう、今戻ったぜ」
新村がリスポーン地点に戻ってきたようだ。
「そういえば昨日リーゼントと会ったあたりで見た空き家確認してきたんだけどよ…」
「え、空き家なんてあったの?」
「それ初耳なんだけど」
「報告しろよ」
真慈、さほろ、筍3人のツッコミをスルーし新村は話し続ける。
「人の気配もしないしボロボロで使えそうだったぞ」
「それ早く言えよ…」
「私達の野宿の意味…」
呆れたような顔で恭弥と愁人がぼやく。
新村は気にも止めていないようだ。
「とりあえず全員移動しとく?仮拠点ってことでさ」
「さほろにさんせー!」
「まぁ拠点は欲しかったしな。」
「じゃあ荷物まとめて移動すっぞ」
6人はそれぞれ荷物をまとめて新村を先頭に歩き出した。
野宿でぐったりしているようだがやはり秘密の拠点というものはワクワクするのだろうか、顔が明るい。
しばらく歩いたところで新村が思い出したかのように話し出した。
「あ、そういえばグリコ見たぞ」
「え?グリコって、あのグリコ?」
「おう、大阪にあるこんな奴」
新村がグリコのポーズを決める。
奥でお茶飲んでた愁人が盛大にむせた
「道頓堀もあったし多分大阪で合ってると思うぞ」
「まじかよ…ってことはここ大阪中心部なのか…」
「いや、それは違うぜ」
「え、なんで?」
「だって俺さっき三時間走ってきただろ?」
「そっか、こいつ新村だった…」
新村が三時間走ったのならここは大阪郊外であろう。
立地は微妙だが仮拠点とするならばちょうど良い。
「ってかこっちの世界にも大阪ってあるん?」
「そもそもここほんとに別の世界なんか?」
「俺らほんとは同じ世界で別の場所に飛ばされてんじゃね?」
新村の報告を聞きながらさほろ、恭弥、筍が考察する。
「いや、それはねぇな」
「なんで?」
「だって大阪ってあんな落書きだらけで物騒なとこじゃねぇだろ?」
「え、そんなやばいん…」
「郊外でよかったあぁ」
報告を聞きながら歩くうちに新村の見つけた空き家に着いた。
「oh...ザ・廃墟」
「窓ガラス割れてんじゃん」
「ここ拠点にするん?」
「屋根はあるからいいだろ。」
酷い惨状の建物にドン引きする6人
「ま、まぁ直せば住めなくもないしね…」
「しょうがない、やるか…」
「俺力仕事無理なんだけど…新村頼んだー」
渋々補修をはじめる家メン。
しかしこのメンツでは簡単に終わるわけもなく…
「もう無理疲れた休みたーい」
「ダメだ、ちゃんと仕事しろ!」
早々に真慈が根を上げた。
地面にへたり込む真慈を新村が無理矢理立たせる
「ねぇねぇさほろ見て見てー!でっかいかえるー!!」
「こらっ、桃花‼︎‼︎‼︎うちではそんなもの飼えませんっ‼︎‼︎‼︎」
さほろと桃花は相変わらず実の親子のような会話を繰り広げ出した。
だらだらと作業する他のメンツを見ながら愁人、筍、恭弥は黙々と作業を続ける。
そんな三人の努力の賜物か、廃墟は大分綺麗になってきていた。
あんなにひどかった廃墟だが、割れた窓に段ボールをテープで貼り、床の埃を除去しただけで少しはマシに見える。
夕焼け空が新たな拠点をまるで祝福するかのように照らしていた。
チームa、ようやく拠点完成!
彼らの現在地は大阪郊外だったようだ。
ここは意外と現実に近い世界線なのかもしれない…。