表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/13

第四話

※【全はちゃ!!】本家様制作関係者のみ閲覧可

※ 未登場人物などネタバレ有り

関係者以外はお帰りくださいませご主人様


【全はちゃ!!】関係者の皆様へ

元作品作者と違い、キャラ設定の詳細把握ができておりませぬので、多数キャラ崩壊がございます!

あくまで雑コラとでも思ってご覧くださいまし!


ではではではではではではレッツゴー!

家メンとわちゃわちゃしていると時間があっという間に過ぎてしまう。

いつのまにか空は紺碧に染まり、街灯が静かにアスファルトを照らす…


[チームα]


「ふわぁあ…ねっむ」


大事に育てられてきた恭弥はもうおねむのようだ。流石大富豪の息子、まだ日も跨いでいないのに…


「ってか私ら寝る場所なくね?」


「そもそも現在地もわかんなくね?」


比較的まともなさほろと筍は危機感を覚え始めたようだ。このままでは毎日野宿なんていう超ハードモード人生になってしまう…


バケモン(新村)はともかくひ弱な真慈などには耐えられないだろう。


「あっ、じゃああそこの人に聞いてこよっか?」


どうやら透花が人影を見つけたようだ。これで家メンは超ハードモード人生を回避できる!!

…あれ、でもこんな時間に出歩くような奴って普通の人なのか…?


「おい透花ちょっと待っ」


さほろが制止しようとするも、時すでに遅し

暴走する透花は簡単には止まらない…

おにいさーん!と透花が声をかけた、リーゼントに。


「お兄さん今暇ー?ここら辺で泊まれそうなとこ知らない?」


流石透花、素の声かけがナンパじみている。

この状況では(そうじゃなくても)悪手だ。


「あ〝?なんだお前?ぶち飛ばすぞ?」


やはりリーゼントは怖い人だったようだ。

しかし暴走する透花はそう簡単に止まらない…


「あー、もしかして泊まれるとこわかんない感じ?ならいいや、ありがとねーお兄さん!」


リーゼントの返事もなあなあにどんどん話を進めていく。阿保なのかな?


「てめぇ、馬鹿にしてんのか?俺ァかの有名な飛竜組の隊員だぞ?軽い口聞いてんじゃねぇよ!!!!!!」


リーゼントは怒り心頭に叫びながら殴りかかった。当然の報いである。罪を償え透花。


「ストーーーーップ!!!!!!!!!」


しかし拳が届く前にさほろが透花を引っ張って避けさせた。

やっと他の家メンが追いついたようだ。


「うちの透花がすみません!後でちゃんと言い聞かせるんで!!!」


流石さほろ、みんなの母。透花の頬をムニムニしながらことを収めようとする姿勢は皆にも見習ってほしいものだ。


「何してんの透花!!!危ないじゃん、こんなチンピラに話しかけちゃ」


前言撤回、素で相手を煽ってしまうところは遺伝だったようだ。


「おいテメェら揶揄ってんのか???全員まとめて殴り飛ばしてやんよ!!!!」


怒りのままにリーゼントがさほろに襲いかかる。運動音痴のさほろは咄嗟のことに避けられずにその場に固まってしまった。

絶体絶命!!!!!


「おっと、それはダメだ」


不意にリーゼントの拳が止まった。

新村が止めたのだ。

そして片手で引っ掴んだままリーゼントを投げ飛ばす…いや強っ


吹き飛んだリーゼントは植木に突き刺さって静かになった。


「あれ、なんで私の時は助けなかったの?」


危機感のない声で透花がぼやく。

確かに急げば普通に間に合ったはずである。


「ストーカーにかける義理はない」


「ひっど」


「自業自得だろ」


新村ナイス判断

しかし報いの時はまだだったようだ。

命拾いしたな、透花。さほろに感謝しろ。


いつのまにか茂みに突き刺さっていたリーゼントは消えていた。きっと飛竜組とやらに帰って行ったのだろう。

家メンの拠点はみつからなかったが一件落着である。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


[飛竜組総長宅]


「総長っ!!!総長っ!!!」


早朝、リーゼントが総長の家を訪ねた。

慌てた声に総長が玄関を開ける。


「朝っぱらからうるせぇよ、何があった?」


「昨晩変な奴らと遭遇しまして、恥ずかしいことにボコられました」


「んなことよくあるだろうがボケ」


「違うんです、そんなかの一人がバケモンじみてて、片手で俺を数メートル投げ飛ばしたんっすよ!!!」


荒唐無稽な話だが事実である。

こんなにも必死な表情のリーゼントを見るに、疑いようがない。


「もしかしたら他組の奴らかもしれやせんぜ」


「確かにそれは問題だな、明日の会議で共有しておこう。お前は帰って休養しろ。」


どうやら家メンは知らないところで警戒され始めたらしい。新村はやはりどの世界線でも共通認識でバケモンのようだ。

流石バケモン(新村)、怖いねぇ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ