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☆11/17発売☆おてんば末っ子令嬢、実は前世若頭だった!? 〜皆で領地を守ります!〜  作者: 撫羽
第7章 解呪

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243/250

243ー魔王!?

「なんだ? ココのねーちゃんなのか?」

「キリシマ、ねーちゃんと言うか今はにーちゃんだな」

「なんだそりゃ?」

「アン!」


 あ、ノワがいつもの大きさに戻っている。


「ノワ、ありがとうな」

「アン!『俺も役にたったか?』」

「ああ。助かったよ」

「アンアン!」


 やっぱノワは可愛いほうがいいよ。


「しかし、驚いた」

「な、こんな事があるんだな」


 て、事は姉貴達も前世で死んだのか?


「ココ! サキ、リュウ! 無事か!?」


 ディオシスじーちゃんと、ロディ兄がやって来た。

 心配して来てくれたんだろう。


「ルティオ、クララス、来ていたのか?」

「はい、嫌な予感がしたので」

「来て良かったですよ」


 おいおい、なんだよ。すっかり侯爵家のご子息してんじゃねーか。

 そこは良いのか? 前世、女だったのにさ。違和感ないのかよ。まあ、男顔負けの強さだったけど。


「陛下はご無事か?」


 俺は2人に事の始終を話した。そして、霧島が王を解毒し解呪した。

 今この城にはクリスティー先生が作ってくれた、精神異常や状態異常を完全に解呪するシールドが張られている。

 それでも、何人かの貴族は解呪が必要だったし近衛兵は操られていた。

 その上、王と王妃だ。この2人は意識が無かったんだ。


「解毒もしたし解呪もした。でもいつ意識が戻るか分からないな。あの侍女は、意識が戻っても正気を取り戻さないかも知れねーな」


 と、霧島が言った。それだけ深く干渉されていたのだろう。操られ、手先として動かされていたんだ。


「王と王妃は、まだ毒で意識を失っていたから逆にマシなんだ。侍女みたいに操られている方がヤバイんだ」

「そうか、とにかく皆無事で良かった」

「知らず知らずのうちに精神干渉を受けていた人達も、仕掛けていた奴がいなくなったから徐々に元に戻るだろうよ」


 俺、ずっと魔力を温存してたんだけど。結局全然使ってないじゃん。霧島、ヒーローじゃん。


「ワッハッハッハ! 見たか、俺様の力をよ!」


 本当にこんなノリじゃなきゃいいのに。一気に覚めるぜ。


「え、ココ。そうか?」

「そうよ」


 でも助かったよ。霧島有難う。


「ココ、屋敷に戻ったら話そう」


 前世、咲良だったルティオが俺に耳打ちしてきた。

 本当だよ。聞きたい事が山ほどある。

 姉2人も転生してたって事だよな?


「屋敷に戻ってからだ」

「はい」


 会場に戻ってみると、もう落ち着いていた。

 近衛兵達は、別室へ運び出されている。王子達はもちろん無事だ。色々あった晩餐会もお開きになり控室に戻ってきた。


「今日はもう帰ろう」

「そうですね」

「明日からまた忙しくなりそうだ」


 グスタフじーちゃんと従兄2人は、後始末の事をもう考えて話し合っている。


「ディオシスお祖父さま、陛下や王妃様はどうなるのですか?」

「意識を戻されるまで、ちゃんと人がつくよ。近衛兵達にもだ」

「そうですか」

「操られていたんだ。彼等はお咎めなしになるだろうね」


 良かった。あんな魔族に精神干渉されるなんて誰も予想できない。それに、抗えない。大きな魔力量の差があるんだ。

 俺達は、グスタフじーちゃんの屋敷に戻ってきた。そして、談話室だ。メイドさんや咲がお茶を入れてくれている。


「ねえ、サキ。甘いものも欲しいわ」

「どんなのがいいですかぁ」

「ちょっと摘まむ程度でいいわ」

「はいぃ」


 と、直ぐに豆大福が出てきた。俺、ちょっと摘まむ程度って言わなかったか?


「これぇ、最新のなんですぅ。美味しいですよぅ」


 そうかよ、いただくよ。


「お、豆大福だ」

「美味そうだ」


 従兄2人も齧り付いている。


「なあに? また新しいものなの?」

「はいぃ。美味しいですよぅ」

「あら、そう。いただくわ」


 ばーちゃんは品よくデザートフォークで食べている。俺はやっぱ齧り付くよね。


「ココちゃん、女の子なのに」

「姉さま、美味しいですよ」

「そう?」

「はい。とっても」


 ああ、平和だ。やっと安心できる。

 豆大福だと、紅茶じゃなくて緑茶が欲しいね。

 そこに念話が入った。クリスティー先生だ。


『ココ様、ご無事ですか!?』

「はい、先生。無事に片付きました」

『それは良かったでっす』


 そして、またリモートだ。霧島が目から光線の様な白い光を出してクリスティー先生の姿を映し出す。


「なんですってッ!? 魔族ですか!?」

「はい、クリスティー先生」

「どんな姿をしていましたか?」

「えっと……大蛇なんですが上半身が人で角があって、腰のところに2つ骸骨がついていました」

「それは……」


 クリスティー先生、何かを考えている。


「それが本当なら、このまま放っておく訳にはいきませんね」

「おうよ、クリスティー先生。これは抗議するべきだぞ」

「キリシマちゃん、そうですね」


 抗議? 誰に何を言うんだ?


「その魔族に心当たりがあるのでっす。私の方から、魔王に苦情を入れておきましょう」


 魔王だとッ!? ここにきて、そんなワードが出るとは思わなかったぞ。


「クリスティー先生!」

「はい、ココ様」

「魔王がいるのですか?」

「そうだ、私も魔王がいるなど初めて聞いた」


 グスタフじーちゃんも驚いている。というか、皆びっくり顔だ。


「いますよ。今の魔王は紳士的で平和主義なのですよ。温和な魔族が、ヒューマンに化けて商人をしていたりしますね」

「なんとッ!?」


 本当に、なんとッ!? だよ。それって皆知らないと思うぜ?


「陛下はご存知ですよ。ご報告してますからね」


 クリスティー先生は、王とも面識があるのか!? もう意味が分かんねー。


読んで頂き有難うございます。

宜しければ、評価やブクマをして頂けると嬉しいです。

宜しくお願いします!

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